このコロナ禍で、認定産業医になるための研修会がかなり減っています。そのため、「単位を集めたくても、なかなか集められない」という状況となっているわけです。
実際、私が単位を取得した自治医科大学での産業医研修会は現在中止となっており、再開のアナウンスもまだないようです(2022年3月現在)。
そこで今回の記事では、そんな研修会がコロナ禍で激減している今、「産業医になる」ための方法について書いてみたいと思います。
認定産業医になるための単位集め
産業医になるための要件や、認定産業医になるための必要な単位としては、
こちらの記事に掲載しておりますが、ざっくり言いますと、
・一般の臨床医が産業医になるためには、日医認定産業医になることが一番現実的。
・認定産業医になるためには、計50単位以上を取得する必要がある。
ということになります。では、その単位集めをどうするかですが、私だったら「産業医科大学で集中講座を受ける」ことを選ぶと思います。ちなみに産業医科大学の集中講座は、
・日本医師会認定産業医制度基礎研修会 東京集中講座(冬季)
・産業医学基礎研修会夏期集中講座(夏季)
となっております。関東近県に住んでいるということでしたら、やはり東京で講座を受けられたらいいなぁと思うかもしれませんが、すこしでも受講できる確率を上げるため、両方ともとりあえずは応募しようとしておいた方がよろしいでしょう。
認定産業医の申請
認定産業医になるための申請・登録方法については、
こちらの記事に記載しております。所定の書類を揃え、所属/最寄りの医師会へ申請することで、認定産業医となることができます(登録費用1万円)。
企業への転職活動
申請を行いますと、「都道府県医師会長の審査・申請→日本医師会長の審査」という手順で認定産業医になれるかどうかが確認されます。
この間、何もせずにただ認可されるのを待っているのも時間がもったいないので、転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。実際、私も申請を行ったのと同時に、求人へのエントリーや採用面接を受けに行きました。
自分で「未経験可」の求人を見つけるのは至難の業ですので、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアに登録の上、転職エージェントに相談するのがオススメです。
以上です。
やはりまずは認定産業医になるための単位取得が難関です。そこからさらに企業の書類審査→1次面接→2次面接という難関が待っています。
面接対策については、
こうした記事に書いておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。