コロナ禍ということもあり、認定産業医になるための研修会・講習会の数、定員数も減少傾向にあります。そのため、「研修・講習を受けたいのに、なかなか受けられない」という先生方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、改めて「認定産業医になるための研修会・講習会の探し方」について書いてみたいと思います。
必要な単位の確認
研修会・講習会の探し方の前に、まずは「必要な単位」について確認をしておきましょう。

この記事にも記載しておりますが、必要な単位は
・前期研修:14単位以上
・基礎研修会 実地研修:10単位以上
・後期研修:26単位以上
=合計 50単位以上
となっています。1単位1時間ですので、最低でも50時間の研修・講習を受ける必要があるということです。
研修・講習を個別に申し込んで受ける方法
研修・講習を個別に申し込む場合、
日本医師会:研修会をさがす
東京都医師会:産業医スケジュール(都内のみ)
これらのページから探せます。なお、日本医師会のページでは、メール登録をしておくと、最新の研修会情報をお知らせしてくれます。
集中講座の受講による単位取得
お金やまとまった時間が必要ではありますが、やはり「集中講座の受講」が一番手っ取り早い方法ではあります。
産業医科大学がやはり集中講座の筆頭格ですね。
・産業医学基礎研修会集中講座 | 産業医科大学
自治医科大学も集中講座をやってましたが、
・自治医科大学産業医学研修会休止のお知らせ
と、当面は中止する意向とのことです。
現状、集中講座を受けるとなれば、産業医科大学の講座に応募すると考えておいた方がよさそうです。ただ、北九州まで行く…ということを考えると、できれば東京集中講座の方を受けたいところです。
なお、2021年は
・11/22~27日での6日間開催
・定員は270名
・費用は15万円
だったそうです。しかしながら、これで50単位すべて揃います。
東京近郊での集中講座に関しては、以下の記事

にまとめておりますので、ご参考いただけますと幸いです。
オンライン講座(5月より運用開始予定)
日本医師会の発表によりますと、5月から研修会がweb開催予定であり、現在稼働を目指しているとのことです。

コロナ禍で開催しづらい、なおかつ定員も少ない状況であり、早くオンライン講座開催を、と希望されている方は多いでしょう。
以上です。
50単位を取得したら、最寄りの医師会に申請を行いましょう。

それで手続きとしては終了です。
なお、こちらの記事

にも書いておりますが、晴れて認定産業医になられても、よほどのコネがあれば話は別ですが、産業医未経験のドクターが自ら求人を探して…ということは難しいです。求人紹介や転職活動のサポートをしてもらうため、まずはリクルートドクターズキャリアや、エムスリーキャリア
にご登録いただき、転職エージェントに相談されることがオススメです。