かかとに急に現れたホクロのようなもの…その正体は「ブラックヒール(black heel)」でした

自宅でくつろいでいたところ、妻に「足になんか黒いのできてるよ」と指摘されました。「え?」と見てみると、そこにはまるでホクロのようなものができていました。

black-heel

痛みもかゆみもなく、急に現れたその黒いものに驚き、擦ってみても洗っても変化はありませんでした。「なんだろう?これ」と思って調べてみると、どうやら「ブラックヒール(black heel)」というものだそうです。

ブラックヒールとは

ブラックヒールとは、足のかかと部分に生じる黒褐色点状斑のことであり、かかと部分に物理的刺激が加わり、内出血した状態のことです。

バレーボール、バスケットボール、テニスなどの運動をよくする10代の子供などによく見られるもので、悪性黒色腫(メラノーマ)などの「癌かもしれない…」と心配になって受診されることが多いようです。

検査方法としては、ダーモスコピーという拡大鏡で見てみることであり、それで出血斑かどうかを見分けることができます。

皮膚科のドクターに相談してみた

私も皮膚科領域はからっきしであるため、「念のため…」と皮膚科のドクターに相談してみたところ、その先生は一目見て「出血斑だね」とおっしゃっていました。「ブラックヒールですか?」「そう。一応、ダーモスコピーで見てみる?」と言っていただいたので、見てみました。

私も見せていただいたところ、ダーモスコピー(拡大鏡)で出血斑らしい赤黒い斑点が確認できました。「なるほど、これがブラックヒールか」と私自身も勉強になりました。

激しい運動しない私がなぜ?

ただ、ふと疑問に思ったことが。私は激しい運動など皆無。通勤で歩くぐらいしか動いてませんが、なぜブラックヒールになってしまったんでしょうか?

そのことを皮膚科の医師に質問してみたところ、「靴だね」と即答されました。どうやらかかと部分に負担がかかり、歩いていたり、階段を降りる際にかかとへ物理的刺激が加わり、結果としてブラックヒールを生じたようです。

私の靴はかかと部分がやや高くなっているものであったため、それが原因だった模様。治療は「物理的刺激を避ける」ことであるため、しばらくはぺったんこのスニーカーを履いておこうかと思います。

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