常勤産業医の求人によっては、「併設している診療所の外来業務」であったり、「健診業務」を担当してもらいたいというものがあります。
こうした求人は珍しいというわけではなく、「産業医業務のみ」という求人もあれば、そうでない求人もあるということであり、選ぶドクターの働き方の好みであったり、あるいは「年収アップが期待できるから外来診療もやろうかな」といった理由で求人を選ぶといった感じでしょうか。
そんな中、こうした業務の違いが採用条件にも関わってきているという例がありましたので、今回はご紹介したいと思います。
求人の例
民間医局[PR]に掲載されている三重県の常勤産業医求人で、こちらの場合、「循環器または呼吸器での勤務経験がある」ということが採用条件となっています。
その理由としては、「読影(レントゲン、心電図)・健康診断の判定ができる」ドクターを希望したいからだそうです。業務として、午前中は健康診断判定業務、午後は内科診療・産業医面談とされているそうで、健診判定や内科診療の一部で「循環器もしくは呼吸器」での臨床経験があってほしい、ということのようですね。
なお、産業医としての業務、臨床医としての業務としては、次のようなものが挙げられています。
・産業医業務:健康診断事後措置、健康診断計画の策定、健康相談、健康教育、健康診査、特殊健診(有機溶剤、電位放射線、特定化学物質、じん肺)
・臨床業務:附属診療所:あり、外来数:10名/日位(診察・治療、疾病管理、予防接種(インフル、海外赴任) 、生活習慣病(高血圧、糖尿病)、筋骨格系不調(四肢のケガ、腰痛・腱鞘炎など)
外来診療は社員のみが対応となっていると考えられ、1日10人ペースということですから、ゆったり診療はできると考えられます。筋骨格系不調(四肢のケガ、腰痛・腱鞘炎など)を診療するのが、やや産業医としての関わりを求められているようなところでしょうかね。
年収は1,200万円~1,790万円(週4日勤務)と、やはり外来診療分の年収アップが期待できそうな求人となっています。「産業医以外の業務もやっていいよ」というドクターはぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
民間医局[PR]にご登録いただき、求人番号「24-JH008145」でお問い合わせいただきますと、ご案内してもらえると思います。
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