「派遣型」産業医という働き方の年収・勤務形態とは【産業医の転職】

産業医としての働き方としては、一つの企業(基本的に従業員数1000名以上)に勤務する常勤産業医、あるいは50人規模の事業場に月1ペースで訪問をする嘱託産業医があります。

後者、嘱託産業医の場合ですと、自ら複数の企業と契約することでいわば「開業」をする方もいらっしゃいますし、クリニックなどが提携する企業に訪問を行う場合があります。

「クリニックなどが提携する企業に訪問を行う」という形態には、また別のパターンが存在しており、企業が提携先を募集し、そこに訪問を行うというパターンも出てきているようです。

企業に所属して嘱託産業医

医師転職ドットコム[PR]に掲載されている実際の求人例を今回は取り上げたいと思います。

「一般企業」が産業医の募集を行っている求人となっており、仙台市内を中心に宮城県内で産業医業務を行ってくれる医師を募集しているとのことです。なお、勤務地は「募集先企業オフィスまたは顧客先企業」となっています(一部、リモート対応はあるそうです)。

要は、上記のように企業が提携先に産業医を派遣する、といった形になるでしょうか(もちろん、産業医として選任される形で)。クリニックに所属するのであれば比較的見かけますが、一般企業に所属する、という求人はあまり見かけないように思います。

求人の勤務条件

こちらの求人の勤務条件としては、以下の通りになっています。

・年収:
週3日 年収500~1,000万円
週4日 年収600~1,200万円
・勤務日数:週3~4
・勤務時間:9:00~17:00(短縮可能)
・社会保険:健康保険、厚生年金の加入は応相談

年収にバラつきがあるのは、そもそも案件により時給が異なり、なおかつ担当案件数によって変動するそうです。なので、産業医としての経験がある程度あり、サクサクと業務をこなせるということになると年収アップも期待できる、ということになりそうですね。

なかなか面白いシステムで、成果報酬型というのはやる気アップにもつながるところではないでしょうか。また、「いつかは専業で開業したい」という方で、「でもまだ本当にやっていけるのか不安」ということでしたら、経験を積む上では検討しがいのある求人かな、とも思います。

もしご興味がありましたら、医師転職ドットコム[PR]にご登録の上、求人番号「266116-00002」でお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

【2025年度版】嘱託産業医の完全ガイドーバイトの始め方・業務上のポイント・注意点
産業医としての働き方としては、大きく分けて「常勤産業医」「嘱託産業医」の2パターンがあります。今回の記事は、後者の「嘱託産業医」についてであり、具体的なイメージとしては、「基本的には月1回、企業を訪問してバイトを行う」というものです。嘱託産...
医師の「産業医への転職」が難しい理由と解決方法【産業医転職】
勤務医から常勤産業医への転職を考えた際、なかなか上手くいかないということが結構あります。「何社も応募して、書類選考は通っても面接で落とされる」「最終選考には残っても、別の候補者が採用される」ということが起こり得ます。実際、私自身も何度か同じ...
タイトルとURLをコピーしました