久しぶり連絡をとった同期の医師から、「実は今、転職しようかと思ってて」と相談をされました。今回、転職が初めてであるという彼は、求人紹介会社に登録しようかどうかを迷っているとのことでした。
「なんで迷っているの?」と質問したところ、「いやぁ…」という言葉の後に、よくありがちな「誤解」について口にしていました。
私自身、求人紹介会社経由で3回の転職をしておりますので、「いや、そんなことはなかったけどね」と思いつつ話を聞いたわけですが、そこで今回の記事では、医師が転職する上で「求人紹介会社」に登録するのをためらう3つの誤解について書いてみたいと思います。
電話連絡がとにかくしつこそう
一昔前では、「とにかく電話連絡が第一」ということだったかもしれませんが、昨今ですと、メールでのやりとりを基本とする転職エージェントがほとんどだと思います。
ほとんどないのが前提ですが、「電話でぜひ相談を…」という場合は、事前にメールでアポをとるということをしていただいておりました。ですので、「こちらの迷惑も考えずにグイグイと電話で押し売りされる」なんてことはないです。
ところが、未だに「電話連絡がとにかくしつこそう」というイメージがあるようで、同期もそのようなことを話していました。このイメージも誤解に基づくものだと指摘しておきました。
医療業界のことを分かってなさそう
たしかに、医療の現場でどっぷりと浸かっている医師や看護師ほど業界のことを分かっているかと言われれば、そうではないと思いますが、「求人紹介をしてくれる転職エージェントにそこまで求めてどうするの?」と私としては思ってしまいます。
転職目的や希望条件などをこちら側から提示した上で、それに沿った求人紹介を行ってくれるのが前提で、それにプラスα、「こんな別角度の求人もありますが、いかがでしょうか?」と提案してくれるぐらいで私としては十分なのではないでしょうか。
しっかりと転職目的や希望条件などを整理せずに「こちらの満足する求人を紹介せぇや」というのが誤りであると思いますので、その点は相談前に下準備をしておくことをオススメしておきました。
とにかく入職させればいいと思ってそう
これも押し売りに近く、グイグイとプッシュして「とりあえず入職させればこっちのもの」と思っているとのことでしたが、これも誤解です。
というのも、入職まもなくで退職させられてしまいますと、採用した病院側からは「どういうことだ」とクレームを言われる可能性がありますし、一定期間内に辞められてしまうと契約時の「返金規定」に則って、手数料の返金をしなければならないということになるわけです。
となると、求人紹介会社としても損害であるわけで、「グイグイ押し売って、入職したら知らん顔」なんてことはできません。入職して、ちゃんと働いてくれることが求人紹介会社側からしても必要になるわけです。
以上です。
同期には、上記のような説明をして、「登録してみようかな」と思ってもらえました。また、オススメの求人紹介会社も聞かれましたので、リクルートドクターズキャリア[PR]と、エムスリーキャリアをオススメしておきました。
その理由は、
にもかなりぶっちゃけたところを書いておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。