複数の常勤産業医が在籍する企業、「業務の割り振り」ってどうしているの?

常勤産業医が一人だけの企業ですと、「面談・健診判定・安全衛生委員会・職場巡視」すべてその産業医が担う、とある意味分かりやすい状態だと思います。

ですが、従業員3000人以上の規模の企業ですと、産業医が複数名在籍することになります。「その業務をどのように分担するの?」と聞かれた場合、やはり実際にそのような大手企業に勤務してみたことがないとなかなかわからないと思います。

求人票の例

医師転職ドットコム[PR]に掲載されている愛知県名古屋市の企業を見てみますと、その求人票に「約4,500人の従業員について担当を常勤産業医で分担」と記載されています。

「3人の産業医がいたら、一人頭で1500人か」といった計算になるかと思いますが、それをどのように具体的に分けて、それぞれの産業医へと担当させるのか、ということになるわけですね。

私が勤務していた企業の例

私が以前、勤務していた企業ですと、「本社は統括産業医が担当」「それ以外の子会社は他の2名の産業医がそれぞれ担当」といった形で受け持っていました。

子会社の支店が多い場合は、偏りが出ないように分ける、ということは行っていましたが、基本的には「子会社ごとに担当」という形で受け持っていました。保健師も3名在籍しており、「受け持ちの子会社をそれぞれ担当」という形で業務分担を行っていました。

某大手通信会社ですと、「担当エリアで分担」という形で行っているようですね。たしかに、その方が事業所訪問などがやりやすいといったメリットはあるのかな、とも思います。

健診判定については、毎シーズンかなりの数にはなっており、オンラインカルテのようなシステムで、「3名で協力して判定」という形で行っていました(とは言え、やはり一番後輩の産業医が多く担当することにはなると思います…私のように)。

おそらく上記の企業でも、いずれかの形で分担しているのかな、と思われます。週4日勤務、年収1,000~1,500万円という条件ですので、名古屋での勤務を希望をされていて、求人にご興味がありましたら、医師転職ドットコム[PR]にご登録の上、「求人コード 127003-00004」でお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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