産業医になるために、「認定産業医」になることを選ばれることがほとんどだと思います。そこで、以前の記事でも書いた通り、
STEP1:「産業医科大の集中講座」を受講して単位取得・申請
↓
STEP2:転職活動の開始
↓
STEP3:採用面接対策
常勤産業医になるには、このよう流れになると思われます。
これから、認定産業医の資格取得をお考えの方もおられるでしょう。何事も、動き出す上で対費用効果を考えることはとても重要です。今回の記事では、その費用はどのぐらいになるのかということについて書いてみたいと思います。
産業医科大の集中講座の受講料とは
自治医科大学の集中講座もコロナ禍で中止されている今、頼みの綱は産業医科大の集中講座となっています。
ちなみに、九州で行われる「産業医学基礎研修会集中講座」は11万円、東京で行われる「産業医学基礎研修会 東京集中講座」は15万円となっています。なお、ともに昼食代および講義配付資料、参考書籍代を含んだ価格です。
これに交通費や宿泊費などが加わる可能性もあり、ここがかなり個々に差が出るところですね。
都内の人は東京で講座を受けたいと思うのではないかと思われますが、会場費用のせいなのか、その費用は結構割高となっています。
交通費・宿泊費用
都内に住んでいる方が北九州国際会議場で研修を受けたと仮定すると、飛行機での往復の値段は2~4万円前後です。
小倉周辺のアパホテルに宿泊したとすると、宿泊費は1日5千円程度です。前のりして6泊したとすると、3万円。よって、交通費・宿泊費用を計算すれば、計5~7万円がかかることになります。
なお、「産業医学基礎研修会 東京集中講座」であれば、北府中駅近くの会場ですので、電車賃ぐらいのもので済みますね。
認定産業医の申請費用
単位を集めただけでは、認定産業医にはなりません。所属している医師会、医師会に所属していなければ最寄りの医師会に行き、申請を行う必要があります。
申請費用は1万円です。50単位のシールを貼った産業医学研修手帳(Ⅰ)、医師免許証の写、印鑑を持参して行きましょう。
以上です。
都内住まいの方が九州で研修を受けたとすると、17~19万円、「産業医学基礎研修会 東京集中講座」を受けたとすれば、電車賃も考えれば約16~17万円ほどになるでしょうか。
講座の費用が異なっているので、意外にもあまり差がないということがおわかりいただけるかと思います。「せっかくだから小旅行気分で」と九州を選ぶのも手かもしれませんね。
合計で約16~19万円がかかると考えておいた方が良さそうです。
転職活動にかかる費用
産業医未経験ということでしたら、「求人探し、求人選び、応募、採用面接対策」など、一人でやるのはかなり難しいです。
その点、
にも書きましたが、やはり転職エージェントに相談した上で求人紹介などをおまかせしてしまった方が賢明です。特に、私も転職活動では毎回お世話になっております、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアがオススメです。
なお、こうした転職エージェントへの相談は無料です。費用はかかりませんので、ご安心して相談してみてはいかがでしょうか。