【医師の転職活動】求人が少ない時期こそ「準備」しておくことが大事である理由

3月現在、医師の求人数も実は少なくなっています。というのも、4月入職をめがけた転職活動というのがすでに一段落ついており、ほぼほぼ人気求人は充足している状況というわけです。

逆に言えば、「もう今すぐにでも転職したい!」と希望したとしても、あまり良い状況とは言えないと思われます。そもそも1年の求人数はおおよそ次のような推移をしています。

1年の求人数の推移

まず、何月から働き始めるのかということを「◯月入職」と言いますが、「4月入職>1月入職>10月入職」の順に転職希望者が多くなります。

結果、こうした時期のおおよそ2~3ヶ月前から求人数が増え始めてくるということになります。つまりは4月入職→12~1月であり、1年を通じて最も求人数が多く、選択肢の多い時期に転職活動をするなら12月頃から動き出しておく必要があるというわけです。

このあたりの「転職シーズン」のことを知っておかないと、「求人閑散期」に転職活動を始めてしまい、「求人がない…」ということになりがちです。私も経験済みです。笑

求人閑散期の戦い方

転職活動において、たとえば人間関係に嫌気が差して「辞めてやる!」と退職してしまうのは避けるべきです。しっかりと準備をした上で転職活動を行うことをおすすめします。

つまりは、「求人閑散期」こそ転職準備を行うには好都合な時期であると言えます。3月現在、転職活動をしていて行き詰まってしまっているようでしたら、「一度、転職活動を休止して夏頃から再開して10月入職を狙う」というのも手であると思います。

ただ、なにも「転職活動をすべて放り投げてしまえ」と言っているわけではなく、転職の目的(資格取得、キャリアアップ、症例経験など)や希望条件(年収、勤務時間、当直・オンコール回数、外来担当コマ数などの)の整理を行っておき、さらには転職エージェントとしっかりとその転職目的・希望条件を共有し、「条件に合った求人があればすぐに紹介してもらいたい」といったことを伝えておくことが大事です。

焦りは禁物、でも虎視眈々

転職活動の時期、「焦り」は大敵です。判断力を鈍らせ、妥協の末で転職して失敗してしまう、ということもあったりします。

転職活動において、焦らずに「良い求人が出てきたらすぐに動く」というこの待機の時間がとても苦痛に感じるところです。ですが、待つことも転職活動の大事な一つの要素です。

求人数が1年を通じてどのような動きを見せるのか、ということが理解できていないと、この辛さは倍増します。「求人が増えてくるまで待つ」ということができるかどうかも重要なことです。

足掻いて失敗した私の経験

私の場合、自分に合った求人がなかなか出て来ず、結果どうしたかと言いますと、求人紹介会社に登録しまくってしまいました。ですが、その結果「なんだ、どこも似たような求人じゃないか」ということが分かっただけでした。

「夢のような非公開求人」が残されている、と期待してしまうわけですが、なかなかそう上手くいくわけもないわけです。

ですので、手広く多くの求人紹介会社にアプローチするのではなく、「気が合う転職エージェントに深く相談をする」ということがおすすめです。

特に、リクルートドクターズキャリア[PR]などの大手で求人数も多く、エージェントの質もある程度は担保されているところでしっかりと「この求人のどこが惹かれないのか。どのような求人を望んでいるのか」というところまで共有できるぐらいになっている方が望ましいと思われます。

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