転職自体、ただでさえ忙しい中で平行してやらなければならいので、「できればやりたくない」というのが大多数の医師の本音ではないでしょうか。
さらに、初めての転職ということになりますと、経験者に比べて面倒なことが増加します。それは特に、「選ばなければならない」ことが数多く存在しているからであると思います。
そこで今回の記事では、医師にとって、初めての転職は「選ばなければならない」ことの連続で面倒だと感じてしまうと思う理由について書いてみたいと思います。
「そもそも転職すべきか？」問題
初めての転職が何歳の時か、ということにも関わってきますが、若手では特に今のキャリアの段階で「そもそも転職すべきか？」ということは大きいと思います。
専門医資格を取得しているのかどうか、あるいは「もう少し経験を積んでからにすべきか…いやいや、もっと経験を積めるところに転職すべきではないか」といった悩みを抱えておられるかもしれません。
それぞれのキャリアの段階で考えるべきことがあり、転職をすべきかどうかという迷いが生じると思います。この選択が、まず現れるやっかいな問題として初めての転職では存在すると思われます。
「どう転職するのか？」問題
転職の方法としては、知人からの求人紹介であったり、あるいは求人紹介会社経由での転職があります。特に、紹介会社経由ですと、まず「どの会社を選べばいいのか？」ということも頭を悩ませてしまうのではないでしょうか。
「A社は大手で求人数も多い。B社は求人数は少ないけど、非公開求人が多数あると謳っている。C社はエージェントの質が良いらしい…え？どこを選べばいいの？」となってしまうわけです。
結果、「A社だけじゃ不安だ。B社、C社にも登録しとこう」なんてことにもなりかねません。こうした選択もまた初めての転職で悩ましい問題です。
「求人の選び方が分からない」問題
紹介会社に登録し、求人票を送ってもらったとします。そうなりますと、希望条件に合わせていますので、どれも似たような条件の求人がズラリと並ぶことになります。
そうなりますと、今度は「え？どうやってこっから選んだらいいわけよ…」となってしまうわけです。求人票には当然、勤務日数・時間、年収や待遇などのデータはある程度書かれていますが、病院の雰囲気やどのような人が上司・同僚になるのかといったことまでは分かりません。
それでも経験者となると、「ある程度絞ったら、あとは面接や見学に行ってから決めよう」といったことにもなりますが、なかなか初めてですと「求人票とにらめっこ」を続けて動けないという状態に陥ってしまいます。
「内定が出た後」問題
たとえ面接を受けに行って、結果内定が出た後も悩ましいことは続きます。複数の内定が出ていた場合、そこからさらに入職をする求人を選ばなければなりません。
また、現職場の上司に「いつ退職を伝えようか…」「どんな理由で退職を伝えようか…」などなど、経験がないからこそ悩ましい問題が数多くあったりするわけです。医局に所属している場合、「円満に退局するためには、どう伝えるか」ということに皆さん頭を悩ませています。
以上です。
こう見てきますと、やはり初めての転職ということになりますと、とても選ぶことが多くて大変に感じて無理もないと感じますね。
一つアドバイスとしては、転職エージェントと転職の目的や希望条件を細かなところまで相談して、しっかり共有できていると、満足の行く転職活動ができると思います。また、初めての転職であるほど、「大手の安心感」というのはバカにはできないと思います。
転職活動の中で、未経験だからこそ「本当にこの紹介会社に任せてて大丈夫？」という疑念は必ず出てくると思います。そんなときに、「大手だから」というのは大きな安心材料になると思います。
ですので、もし紹介会社選びで迷っているということでしたら、大手で求人数も多く、転職エージェントのサポートも手厚い
リクルートドクターズキャリア[PR]からまず登録してみることをオススメしたいと思います。
