【産業医未経験者向け】産業医の勉強で「最も効果的」であると思う方法

産業医にこれからなるというドクターの方から、「産業医の勉強をしたいのですが、どんな本を読んだらいいでしょうか?」と質問されることがあります。

たしかに、「産業医とは」「産業医の仕事としては、どのようなものがあるか」「産業医の業務に関わる法令」など最低限、身につけておきたい知識について書かれた本を読むことも大事なことではあると思います。

ですが、それ以上に大事なことがあります。特に産業医未経験の方にとっては意識しているのとしていないのでは、大きな違いがある点であると思いますので、ぜひ以下をお読みいただければと思います。

効果的な勉強法

産業医の勉強で効果的な方法、それは「話を聞く」ということです。長時間勤務者を対象とした面談、メンタル不調について相談をする社員、人事側からの相談を受ける時…などの機会を利用して、少しでも多く話を聞いて、情報収集をしようとする意識はとても大切なことです。

社員の方々がどのような仕事を担当しており、どのようなことに悩んでいるのか、困っているのか。そうしたことに対して、丁寧に話を聞くのが、最も経験値の上がる方法であると思います。

そこで注意すべき点としては、分からないことは知ったかぶりをしたり誤魔化したりせずに「それってどういうことですか?」と質問をしましょう。経験が浅いと、ついつい誤魔化したりしがちですが、そこでこそ、分からないことは質問すべきです。

産業医の技能

産業医の仕事に必要な技能としては、「一般的な産業医としての知識・経験」もありますが、その一方で「担当している企業について、どの程度把握しているか」ということがあると思います。

恐らく、どんなに優秀で経験豊富な産業医であっても、後者については学び直しが必要になると思います。そして、その学び直しについては、やはり「現場の声」をどれぐらい聞いているかに比例して知見が増えていくと思います。

ですので、私が転職をするなどして、新たな企業を担当するということになった場合「よし、一からまたしっかりと話を聞いて、この企業について学んでいくぞ」と思うようにしています。

注意点もあります

ただ、社員さん全員が話し好きであるというわけではありませんので、全部の面談で長々と話をしていいというわけではありません。特に、長時間勤務者面談で、「チッ、ただでさえ忙しいのによ…」と思っている時には、あまり長引かせるわけにもいきません。

面談で人はある程度選ぶ部分ですが、「あ、この人は色々と話をしてくれそうだぞ」と思った場合は、ぜひ「これはチャンスだぞ」と思って、日頃、疑問に思っていることや、現場について知っておきたいことなどを、しっかりと聞くようにしておくとよろしいかと思います。

以上です。
産業医未経験であっても、このように知見を広げて着実にステップアップすることはできると思います。ですので、もし産業医という仕事にご興味がありましたら、あまり過度に不安がらずにチャレンジしていただければと思います。

ただ、産業医未経験ですと、経験者が優遇されるという「一社目の壁」に阻まれる可能性もありますので、ぜひリクルートドクターズキャリア[PR]の転職エージェントなどのガイド役にアドバイスしてもらうことをおすすめします。

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