体調不良を訴える社員さんとの面談で、「急に同僚たちから冷たくされている。そのことで悩んでしまって、ストレスを抱えています。夜も眠れなくて…」という悩みを聞くことがあります。
実はこうしたケース、一度や二度だけではなく、複数の社員さんから聞いたことがあり、いくつかの共通点がありました。
もちろん、ステレオタイプに「こういう人だから、こんな目に遭うんだ」と言いたいわけではありません。「共通した特徴」を改善すれば同僚たちとの関係性も改善するのではないか、と思われることがありましたので、今回はそのような共通する特徴について書いてみたいと思います。
協調性に乏しい
自分の仕事がなかなか終わらなくて、そんな時に「手伝おうか?」と声掛けをしてもらうようなケースはあるのに、その逆で、自分の仕事が終わったらそそくさと帰ってしまう。
チーム全体のことが見えておらず、自分の仕事しか考えていない…ということですと、やはり反感を買ってしまいますね。
声掛けや、気遣いといったところができておらず、そうしたことが積み重なっていきますと、「なんだアイツ」ということにもなりかねません。こうした協調性の有無、自分本位な仕事ぶりになっていないかどうかはチェックしておいた方がよろしいかもしれません。
内気で消極的な性格
朝の挨拶一つとってもそうですが、なかなか内気で消極的な性格ですと、大きな声で挨拶というのも勇気が要るようです。
「おはよう」と挨拶されたにも関わらず、挨拶を返せない、もしくは返したとしても小声であまり聞こえないということですと、「あの人、挨拶したのに返してもくれない」などと思われてしまう可能性もあります。
また、消極的な性格は、同僚への声掛けも少なく、上記の「仕事、手伝いましょうか?」といったこともなかなか言いだせないといったことにも繋がるかもしれません。
まずは挨拶をしっかりしましょう。その上で、できるだけ気遣いの声掛けをできるようにしましょう。
コミュニケーションが苦手
「内気で消極的な性格」にも通じるところがありますが、コミュニケーションが苦手ですと、なかなか「ここが分からないんですけど」と、先輩に質問するといったことがしづらかったりします。
結果、「分からない、分からない…」と思いながら、もじもじとしている時間が長くなってしまい、なかなか仕事が覚えられないといったことになってしまいます。
また、コミュニケーションが苦手ですと、「あの人、なんだかよく分からない」と思われてしまい、あまり話しかけられなくなってしまいます。
結果として仕事の能率も上がらず、「あの子、全然仕事覚えられない、仕事できない」と言われ、ますます孤立することになってしまいかねません。仕事は仕事と割り切って、話しかけづらくても分からないことは分からないとハッキリと言って相談しましょう。
以上です。
今まで面談で同様の訴えがあった社員さんは、上記のような特徴があったように思います。「急に冷たくされた」わけではなく、やはりなんらかの原因・理由があるわけです。そうした原因・理由を探り、改善するよう促すことで改善するのではないでしょうか。
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