ネット上で産業医の求人を見ていると、基本的には「企業名」は伏せられていることがほとんどです。「通信系」「自動車メーカー」といった漠然とした業種が書かれている求人であったり、中には「電子顕微鏡でトップメーカー」などほとんど分かるようなヒントが掲載されている求人もあります。
では、こうした「企業名」は一体いつ明かされるのかということについては、実はいくつかのパターンがあったりします。今回はそんな求人についての豆知識的なことを書いてみたいと思います。
「問い合わせ」のタイミング
ネット上で、条件を見て気になった求人があった場合、その求人を紹介している会社(サイト)に「問い合わせ」を行うと思いますが、基本的にはこの問い合わせのタイミングで企業名は明かされます。
企業の安定性であったり、成長性、そのカラー(風土)といったところを気にするドクターもいるようで、そうしたことを吟味する上でも、「企業名」で情報収集をしっかり行うという場合もあるでしょう。そうした時に企業名が分からないのでは調べようがない、ということで問い合わせの段階で企業名は明かされることが大半です。
「応募」の段階で開示
問い合わせでもなく、「応募する」と決めた方に企業名が開示される、というケースもあったりします。
比較的稀ですが、「問い合わせ」段階では採用・勤務条件などのみ開示され、「書類選考にまず応募します」ということでようやく企業名が明かされる、ということもあるわけです。
ネット上にも公開
求人紹介会社のサイト上に、もろに「企業名」を掲載しているという企業もあります。場合によっては、「当社はこんな会社ですよ」「産業医として、こんな仕事をしてもらいたいです」という紹介の記事掲載までされている、というケースもあったりします。
これはこれで今のネット社会、「隠してたってしょうがない。むしろ、PRしたほうが応募者は集まるんじゃないか?」という潔さや好感がもてる、という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
問い合わせをするまでもなく、「なるほど、こういう企業で、この条件か」とわかっているので、基本的には問い合わせ段階で「応募したいんですけど」という方になると思われます。しかしながら、ネット上に企業名まで開示してくれる企業は少数派であるとは思います。
以上、おわかりのように「ネット上では公開しませんけど、問い合わせてくれれば教えますよ」というところが大半で、中には「応募するなら教えますよ」というところもありますし、逆にネット上に掲載しているという企業もあります。
もし気になる条件の求人がありましたら、ぜひお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。リクルートドクターズキャリア[PR]や、医師転職ドットコム[PR]には産業医求人を比較的多く扱ってますし、ネット上に掲載されていない求人もあったりしますので、まずはご登録の上、相談してみてはいかがでしょうか。