常勤産業医への転職で「好条件求人」を逃さないための3つの準備ポイント

常勤産業医への転職を希望している場合、「転職したくても、希望の求人が出ていない」ということでなかなか動きだすことができないということも起こります。

実際、私も初めて常勤産業医へ転職した際、そして在職中に転職しようとしたときも、「応募したい求人がなかなかない」という経験をしました。ですが、そんな時こその「準備」が重要であり、その準備の仕方によっては「好条件求人を逃してしまった…」ということにもなりかねません。

今回は、そんな「求人を待つ」間にしておくべき準備の3つのポイントについて書いてみたいと思います。

求人サイトを見る時のポイント

転職をする際、「求人サイトを定期的にチェックする」というのは大事なことです。ですが、チェックしても「求人が更新されていない」「なかなか良い求人がない」ということだと、焦ってしまいます。

転職における大敵は「焦り」です。「なかなか好条件の求人がない→焦って、妥協に妥協を重ねる転職をしてしまう」ということは避けたいところです。

ですので、「なかなか良い求人がない」ということで焦りや苛立ちを感じるのではなく、求人サイトを見る際には「市況感をチェックする」という観点から見るようにしましょう。

具体的に言えば、「週4日・7時間勤務、業務内容はこれで、関連会社訪問は3社か。なるほど、こういう求人で、年収はこのぐらいか」といった、勤務条件と年収の関係などをチェックする、ということです。求人がない、と嘆くのではなく、「市況のチェックもしてる」と思って見て、変に焦ってしまうことは避けましょう。

履歴書・職務経歴書のアップデート

好条件求人が出た際、バタバタと履歴書や職務経歴書をチェックして提出するのでは、時間がもったいないです。グッドタイミングを逃さないように、そこではスムーズに書類提出を行いたいところです。

その上では、やはり履歴書や職務経歴書をあらかじめ書いておき、定期的に「アップデート」しておくことをおすすめします。資格だけでなく、どのような業務を今まで担当してきたのかといったことをしっかりとまとめておいて、「いざ」という時に慌てないようにしましょう。

せっかく好条件求人に応募したのに、「書類選考であえなく落とされた」ということではもったいないです。だからこそ、しっかりと履歴書・職務経歴書をアップデートして面接に進めるようにしておくべきであると思われます。

エージェントと情報交換

エージェントと定期的に情報交換をしておきますと、「なるほど、今の時期は求人数が落ち込むシーズンなのね」「あと1ヶ月したら求人が増えてくるから、そこまで待とう」「通勤エリアを少し変えると、求人数が増えるのか」といったことが分かってきます。

また、自分の希望条件などについても、再確認の上で話をしておくと、転職エージェント側の認識もアップデートされて、紹介してくれる求人内容も変化するということもあるかもしれません。

特に、「好条件な求人がなかなかない」という状況では、こうした定期的な情報交換は非常に有効です。だからこそ、「この求人紹介会社はダメだ。次の会社にしよう」と次々に登録するのではなく、まずは「しっかりと情報交換をしてみよう」とお考えいただければと思います。

特に、大手のリクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントは良いタイミングで連絡をくれますので、メールがきたら「よし、情報交換のために返信しよう」といったことはしておくと転職活動にはプラスになると思います。

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