産業医の社内での新型コロナウイルス対策・対応についての講義資料【安全衛生委員会ネタ】

産業医アドバンスト研修会で、「コロナウイルスと産業医活動」という動画が配信されています。

産業医科大学卒、エクソンモービル、アマゾンジャパンで20年にわたり専属産業医を勤めという鈴木英孝先生が講義された内容ですが、3つの大きなテーマで、

・感染予防対策を理解

・情報収集の手段を確認

・企業に対して進言

が挙げられています。

PDF資料「コロナウイルスと産業医活動」もアップされており、大変勉強になります。
一般的な感染予防対策などはよく知られた内容でしたが、その他、

職域の感染予防
・発熱がある場合は自宅待機
・発熱がなくても感冒様症状があれば自宅待機
 自宅待機中
 →3日以内に解熱 症状が消失してから48時間以降に復帰させる
 →4日以上発熱 帰国者・接触者センター問い合わせ 医療機関を受診

など、分かりやすく、非常によくまとまった内容となっています。

また、消毒の範囲など、産業医に問い合わせがある可能性があることですが、

環境の消毒
・場所:ドアノブ、手すり、エレベーター操作盤
・消毒薬:アルコール(70%以上) 次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)
・保護具:マスクおよび手袋
・発熱者発生の場合 発熱した社員の執務エリア(半径2m)を消毒

すると資料にまとめられています。

感染者への対応について、

社員が感染した場合
・入院治療:保健所・医療機関の指示に従う
・復帰のタイミング:保健所・医療機関との協議により復帰
・復帰時の注意:マスク着用を義務付け体調を確認して復帰させる
・PCR検査の注意点:PCR検査の結果を絶対的な基準としない
・陰性証明、診断書:医療機関に「陰性証明・治癒証明」は求めない

と対応策を示されていました。また、社内診療所についても、市中病院に比べて体制が脆弱である点が指摘されており、「閉鎖も検討すべき」と提言されていました。診療所を継続する際には、

• 体調不良者は出社しないよう周知→社内診療所の利用制限
• 医療従事者は標準予防策を遵守
• 適切な感染予防の実施(動線を分ける、一定距離を確保する)
• N95マスクはフィットテスト・着用訓練を実施してから使用

などと検討すべきとのことです。

どれも基本的なことですが、しっかりできているか確認をすべきですし、出来ていない場合は改善策を提言すべき内容ですね。私自身も改めて、社内で実施できているかしっかりと確認したいと思いました。

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