新型コロナウイルスに感染した社員が出た場合の人事や産業医の対応【2021年1月安全衛生委員会】

昨年12月前半の時点では、これほど再流行して、さらには非常事態宣言が出されるとは思っておりませんで、「再流行の可能性もあり、再度気を引き締めまていきましょう」程度で「企業における新型コロナウイルス対策」の資料を作ったわけですが…まさかのど真ん中なテーマとなりました。

企業の産業医のための新型コロナウイルス感染症対策~いま、そしてこれからの対策のために~」をベースに資料を作り、講話を行いました。

この中で、「新型コロナウイルスに感染した社員が出た場合の人事や産業医の対応」はどうするべきかということが触れられており、

・報告してくれた社員に対し、人事や上司は「報告してくれてありがとう。まずはしっかり休んでください。治ったら職場に戻れるよう、こちらも支援します」というメッセージを伝える(前向き、サポート体制を示すといったメッセージを送り、「排除されている」といったネガティブな印象を伝えないようにする)。

・また、「秘密は守るので、症状がいつ出たのか、誰と会議や会食をしたか教えてもらえますか?」「症状の有無はありますか」「症状の始まった2日前までに会食や会議はありましたか?」「同席者に感染したことを伝えていいですか?」といったことを確認する。

・最初の報告者が初感染者とは限らず、周囲に体調不良者がいないか確認をする必要がある。

・保健所ではなく、会社側が「濃厚接触者」と認定することには問題が生じることがある。

・感染者が出た場合を想定し、事前に一度はシミュレーションを行っておく。

といったことが触れられておりました。実際、既に感染者が出た企業も多いかとは思われますので、必要な内容であると思いますので、もし医療従事者で講演が見られるということでしたら、ご覧になった上で講話で触れてみてはいかがでしょうか。

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