「あの産業医、仕事してるの?何してるの?」と思われないために心がけたい3つのこと

産業医は自分で思っている以上に、周囲からは「どんな仕事をしてるのか?」ということが見えづらかったりもします。

人事労務担当者と定期的にやりとりをして、報告・相談をしているといったことがありますと「ああ、面談数をこれぐらいこなしてて、こんな進捗状況で仕事をしてるのね」といったことが理解されますが、それもないようですと、ますます「あの産業医、何をやってんだろう?安全衛生委員会ぐらいでしか見かけないけど」といったことにもなりかねません。

そうなりますと、年に一度の契約更新時期、「別の産業医に変えてみましょうか」などということになりかねません。

そこで今回は、自分の仕事を理解してもらう上で、心がけたい3つのことについて書いてみたいと思います。

面談実施数、面談での対応方針を人事労務に報告

たとえば月に一回、「長時間勤務者の面談を○件、健康相談の面談が○件、長期休職者の面談を○件実施しました」といった、面談実施数などはしっかりとカウントし、人事労務担当者に報告するといったことはしておいた方がよろしいと思います。

やはり「月に40~50件ほど面談している」といったことが数で具体的に示せますと、企業側としても「なるほど、面談はそれぐらいやってくれてるんだ」と分かってもらえます。

その他、長期休職者の面談を実施した際に、「ちょっとまだ復職は先になりそうです」「復職が間近になっています」「復職に際しては、異動を希望されています。人事面談をお願いするかもしれません」といった報告を行うことも重要です。

面談をしました…で終わりにしてしまいますと、企業側としても、「それだけ?こちらはどうしたらいいの?」と困ってしまいますし、産業医に給料を払って面談をしてもらったメリットがありません。やはり、こまめに面談後は報告・相談をしておいた方が「仕事しているな」と分かってもらえると思います。

フットワークの軽さをアピール

産業医として、人事サイドの困り事を相談されることは結構あると思いますが、そうした際は後回しにせず、速やかに対応して報告しておくことをオススメしたいと思います。

フットワークが軽く、すぐに対応してもらえるといったことになりますと、次の相談に繋がりますし、「仕事してます」という十分なアピールになります。

新入社員研修での講話などを依頼されることもありますが、そこではぜひ二つ返事で応えましょう。あまり難色を示して断ってしまうといったことですと、「頼んでも無駄」と頼まれなくなってしまいます。

会議の場では積極的に発言を

安全衛生委員会の他にも、「産業医の立場で意見をしてもらいたい」と会議出席を依頼されることがあります。

そうした会議の場で、「参加してればいいや」とは思わず、ぜひ積極的に発言しましょう。発言しませんと、「あの先生、呼んでも無駄だから」と呼ばれなくなってしまいます。

こうした会議では、複数の部署が携わることもあり、社内での存在をアピールする場でもあります。黙っているよりは、ぜひ発言しましょう。

以上です。
もし契約更新がなされず、クビ、というようなことがありましたら、上記の点をぜひ見直していただければと存じます。ただ、反省はしても落ち込まず、ぜひ次の職場を探しましょう。

私も実際、そのような憂き目に遭い、

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