私自身、産業医として3回の転職を経験しており、その転職のたびに「あ、これは確認しておけばよかった…」と思うことが結構あったりします。
私がもし転職するとなったら、おそらくいの一番に確認しておくであろう「意外と後悔する」4つのポイントについて、今回の記事でご紹介したいと思います。
勤務場所
採用面接で呼ばれる場所で勤務するのかと思いきや、「実は別のビルで勤務してもらいます」なんて経験も私自身あります。また、求人によっては「実は都内は都内なんですけど、港区じゃなくて中央区の方に勤務してもらいます」なんてこともあります。
実際に勤務する場所が、採用面接や本社ではないというケースもあり、「え?ここなの?」「最寄り駅から遠くて不便…」なんてことはありますので、「実際に勤務するとなったら、その場所はどこでしょうか?」ということは確認しておく必要があります。
特に大手企業ですと、「このエリアを担当してもらいます」と、かなりの広範囲を任されることもあり、「移動が大変…」なんてことにもなりかねないので、これはぜひ確認をしておきましょう。
担当する支社・関連会社の「数と場所」
本社勤務だけでなく、支社や関連会社を複数担当して、安全衛生委員会や巡視で月一ペースで出向くこともあります。その場合、その数と場所は結構大事です。
そもそも私は移動が嫌いだということもありますが、色んなところを月一ペースとは言え、回らなければならないのは結構大変です。
さらには、最寄り駅から遠い場所にあり、「バスに乗って向かわなければならない」というところに行かされることもあったりします。また、直帰(訪問を終えて、そのまま帰れる)できる場合、かなりの遠方から帰宅して「定時を過ぎてしまっている…」なんてこともあったりするわけです。
やはり担当する支社・関連会社の「数と場所」は曖昧な情報なだけでなく、しっかりと把握した上で入職することをおすすめしたいと思います。
産業医の人数と年齢層
やはり一緒に勤務する同僚として、産業医の人数と年齢層は把握しておいた方がよろしいかと思います。
あまりに年齢が離れて、特に上の方々ばかりですと「手が回らないのに、仕事を頼むのも気が引ける…」なんてこともあるかもしれません。また、話し合いの場で意見の食い違いが生まれやすく、しかも「なかなか意見しづらい…」という空気があるかもしれません。
産業医の居室や面談室の有無
企業によっては、「産業医も社員と同じフロアにデスクを置いて一緒に仕事をしてもらいます」というところもあります。ただ、その場合なかなか産業医や保健師同士で気軽に会話をしづらい雰囲気を感じる、なんてこともあるわけです。
また、面談室も用意されておらず、「空いている会議室を使ってください」という企業もあり、「空いてる会議室を探して、面談する社員を出迎えて、案内して…」ということをやらなければならないというのは結構面倒だったりします。
やはり、できれば産業医や保健師の居室が用意され、特定の部屋を面談室として用意してもらえる方がありがたいと思います。このあたり、採用面接で確認できるようだったらしておいた方がよろしいかと思います。
以上です。
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