大半の専攻医(後期研修医)が専門医になれる中、諦めて「ドロップアウトした」私が思うこと

ツイッター上では、「ごく少数の人の意見が、まるで大多数の意見のように語られている」といった指摘があります。

大多数の医師が専攻医→専門医資格を取得というキャリアパスを歩む中、まるで「ほとんどの医者が美容外科に進む」といったかのようなツイートを見かけることもあり、そのようなことに惑わされるべきではない、といった意見をおっしゃる方もおられました。

それは至極まっとうなご意見であると思います。私もこうした「産業医になろう」というサイトを運営しているわけですが、それは何も「専攻医の方々が、次々と研修を辞めて産業医になればいい」というわけでは決してございません。

実際、私も後期研修医(現在の専攻医ですね)となり、専門医を目指していましたし、願わくば専攻医のドクターたちが日々の研鑽の結果、専門医になれたらいいな、と思っています。

しかしその一方で、「専攻医(後期研修医)をやむなくドロップアウトしてしまう」ドクターもいるわけです。それは私のように臨床医としての適性が元々なかったということもあるでしょう。あるいは病気や怪我、家庭の事情などで続けることができないという人もいるでしょう。

そうした「専攻医(後期研修医)を続けたくても、できなかった」ドクターたちにとって、「次なるキャリアとして、産業医はいかがでしょうか」と提案したいと思っています。

私自身、後期研修医を辞めて、「もう臨床医には戻れない、戻りたくない…どうしたらいいんだろうか」と思い悩み、まるで路頭に迷ったような絶望感の中の日々も経験しています。もし同じような状況におられる方々にとって、一助になれればと思っています。

ですので、もし「専攻医やめようかな…どうしたらいいんだろう」と思い悩んでおられるということでしたら、まずはなんとか専攻医を続ける道を模索していただければと思います。その一方で、「もう無理だよ。やめよう」ということでしたら、次のキャリアとして「産業医、やってみようかな」と思ってみてはいかがでしょうか、と提案したいと思います。

産業医になるための具体的な方法につきましては、

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臨床医から「そうだ、産業医になろう」と思っても、すぐになれるものではありません。そこにはいくつかのステップがあり、ある程度の「壁」を超えていかねばなりません。 この記事では、産業医未経験の方を対象に、「常勤産業医として働く」ために必要...
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私自身、専門医資格の取得もできていない内に後期研修医をドロップアウトしています。ですので、同じような道を辿ろうとしている人たちの気持ちは痛いほど分かります。 当時のことを今から振り返れば、「こうしておけばよかったな…」という後悔もあり...

などにも書いておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。

一方で、「産業医ではなく臨床医を続けたい」ということでしたら、専攻医→専門医という道以外での働き方もありますので、まずはリクルートドクターズキャリアや、エムスリーキャリアの転職エージェントにご相談いただき、どのような道がご自身に合っているのか、まずは話し合ってみてはいかがでしょうか。

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