産業医の「週5日勤務」をマストとする求人のデメリットとメリット

産業医の求人ですと、「週3日勤務」から「週5日勤務」までと、その日数は企業によってバラバラです。中には、「週5日勤務が望ましいが、週4勤務も交渉可」などとしているところもあります。

「それは勤務日数が少ない方がいいでしょ」と思われるかもしれませんが、実はそうとも言い切れない部分があります。

そこで今回は、産業医の「週5日勤務」をマストとする求人のデメリット・メリットについて書いてみたいと思います。

「週5日勤務」のデメリット

「週5日勤務」ですと、やはり週に1度、定期の非常勤バイトを入れるということが難しくなるというデメリットはどうしてもあると思います。

「土日にバイトを」と思っても、そうした外来バイト求人は少ないです。また、バイトも含めて「週6日勤務」となりますと、かなりキツイと思います。

ですので、「週5日勤務」ですと、バイトがしづらいということは覚悟をしておく必要があると思います。

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「週5日勤務」のメリット

「週5日勤務」でありますと、やはり給与面で高くなる傾向にあります。当然、週3、4勤務などよりは勤務時間が長くなるわけで、その分、産業医としての給与は高めになります。

この点、「もう平日の非常勤バイトを定期ではやりたくない。その分、産業医として働いている方がいい」という方でしたら、週5日勤務はメリットがあると思います。

一方で、「週1日は定期バイトをしたい」という方は産業医の中でも多いため、「週5日勤務がマスト」ということになりますと、敬遠されがちです。その分、ライバルが減って入職しやすくなるというメリットもあります。この点、産業医未経験の方にとっては、参入しやすい条件であるとも言えます。

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また、勤務日数が増えるということは、その分、面談件数や健診の判定業務などもバラけるわけで、1日の業務負担は減ると思われます(特に月末は、長時間勤務者の面談が詰め込まれる傾向にあり、勤務日数が少ないと結構大変です)。

以上です。
こうしたデメリット・メリットを勘案して、求人選びの参考にしていただけますと幸いです。もし現在、求人をお探しであったり、あるいは「どんな求人があるのか知りたい」ということでしたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアに登録し、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

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