30~40代男性医師が「非常勤バイトだけで」生活する上で知っておきたい6つのポイント

某医師掲示板で、30~40代男性医師が収入面で上積みが望めることから、「常勤を辞めて、非常勤バイトのみ」で働くことを検討しているというスレッドが立てられていました。

同じような働き方を経験しているドクターに、「メリット・デメリット」を質問したいという主旨でしたが、中には「なるほど」と思われる工夫についても書き込まれていましたので、ポイントのみをご紹介させていただこうと思います。

税制面での工夫

常勤時には、健保への加入で支払いが抑えられていますが、国民健康保険への加入をするとなると、かなりの増額になります。しかも、扶養家族分も支払う必要があります。

そこで、医師会に加入している場合は、「医師国保に加入する」ことがオススメといった意見もありました。私もこれは検討していたのですが、医師会に加入してない場合、「加入する」ことでのハードルがあり、諦めました。

また、給与からの天引きされていた税金がなくなり、確定申告後に一気に支払い額が増える可能性があることもあり、この点は注意が必要とのこと。

「非常勤」という立場について

常勤とは異なるため、「常勤と違ってなかなか休めない」「突発で休むと露骨に嫌な顔をされる」といったことが指摘されていました。

また、休みが続いてしまったり、あるいは評判がよろしくないと常勤とは異なり、「簡単にクビを切られる」可能性があるということもあり、この点も注意は必要とのことでした。

時給単価の今昔

一昔前と比べると、時給は高望みしづらくなっている現状はやはりあるようです。そのため、「非常勤バイト、スポットバイトだけでウハウハ」ということは難しくなっているようです。

よほど腕があり、患者さんウケがよかったりすると次々に病院側から声がかかり、時給単価も高くなる…ということもあるそうですが、それも一握りのドクターで難しい現状がありそうです。

男性・女性の違い

女性の場合、妊娠・出産などのこともあり、「非常勤のみ」での勤務についてもよくあることといった目で見られる一方、男性ですと「なんで?」と疑問に思われることもあるようです。

この点、特に「1日ずつ異なる施設に勤務する」といったことを行っていると、より「どういうことなんだろうか?」と思われる可能性は高くなるとのことだそうです。

ここらへん、やはり実体験でないと分からないところですね。採用面接の時も、常勤先がないことを質問されることは予想されますね。

「研鑽」時期はある程度必要という意見

居心地の良い非常勤バイト先だけではなく、ハードワークを行う時期は、若い頃にある程度必要であるという意見も複数ありました。

その時期がないと先細りするだけで、非常勤のみでやっていくことも難しくなるとのことです。私にとってもなんとも耳の痛い意見ですが、やはり非常勤バイトだけだと知識のブラッシュアップや、症例経験も不十分ということは頷けます。

ゆるく常勤+非常勤バイトのススメ

当直・オンコールなし、残業ほぼなしといった条件でゆるく常勤として働き、社会保障・有給が得られるメリットを享受しつつ、非常勤バイトで年収アップを図るという選択肢もあると提示されていた方もいました。

常勤先があるというのはやはり収入面で安定しますし、コロナ禍でバイトがなくなるというドクターもいたようですので、私としてもこの選択が最もオススメできると思っています。

なお、「そんな都合のいい求人なんてないだろ」と思われるかもしれませんが、意外とそうした好条件の求人は出てくることがあります。

もしご興味がありましたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアにご登録の上、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました