リクルートドクターズキャリア[PR]に、製造業の企業の産業医求人が掲載されていました。
そこで、「製造業での産業経験者歓迎」「企業、特にメーカーでの産業医経験者優遇」といった条件が書き添えられているのが目につきました。製造業、メーカーでの産業医募集では、「同業種の企業での産業医経験者」が有利となっているようです。
その理由を考えてみたわけですが、製造業の企業とその他のオフィスワーカが多い企業とを比較した場合、3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)をきちんと意識する必要があるといったことが大きな違いのように思います。
たとえば、
・有害、危険業務に携わる社員の職場環境のチェック(作業環境管理)
・具体的な社員の作業内容のチェック、作業着、マスクや保護具の管理など(作業管理)
・特殊健診を含む、健診を中心とした健康管理
といったことに、産業医としてきちんと関われるのかといったことになるわけですね。労働衛生コンサルタントの試験を受けるということになると、こうしたことはしっかり勉強することにはなりますが、やはり実際には製造業の企業で経験を積むのが望ましいとは思われます。
ですので、「産業医一本でやっていく」ということでしたら、一度は製造業の産業医を経験しておくのもよろしいのかな、と思われます。
もし産業医の転職をご検討ということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアの転職エージェントにご相談いただいてはいかがでしょうか。
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