「転職回数を繰り返す医師」から脱却するために必要な3つの視点

私も30代で3回の転職を繰り返しておりますので、決して大きなことは言えませんが、やはり転職を短期間で繰り返してしまうことはデメリットが大きいと思います。

やはり履歴書の経歴欄にはそのことを記載せざるを得ないわけで、採用面接で「問題がある人なんじゃないかしら」と、マイナスの要因となってしまう可能性があります。

また、転職自体や新たな人間関係・環境で仕事を始めることも大きな負荷がかかるのではないでしょうか。できれば一ヶ所で長らく働くことができるようにした方が、こうした大変な思いをしなくて済みます。

そこで今回は、脱「転職回数を繰り返す医師」を行うために必要な視点について書いてみたいと思います。

「やりたくないこと」ばかり考えていませんか?

私も後期研修医時代、「当直やりたくない」「時間外の電話や、呼び出しがイヤ」「もう救急対応したくない」と、やりたくないことばかりでした。その結果、療養型の病院に転職を考え、実際に採用面接を受けに行きました。

ですが、結局はそこで働くことを強く望んでいたのではなく、「単に今の職場から逃げ出したい」という一心であったため、応募したに過ぎませんでした。ですので結局、内定辞退をしてしまいました。

「やりたくないこと」ばかりを考えていると、ついつい「当直なし」「オンコールなし」「土日は完全オフ」などの条件ばかりで求人を探してしまいます。ですが、やはり結局は自分の望んだ仕事ではないため、長続きはしないと思います。

むしろ、「やりたいこと、挑戦したいことは何か?」と考えてみませんか。今までの仕事を振り返ってみて、やりがいを感じたこと、得意と感じたことを見つけ出し、そこを出発点として「やりたい仕事」を探してみることをオススメしたいと思います。

職場へ溶け込もうとする姿勢は十分ですか?

上司への報告・連絡・相談は、避けては通れないことではありますが、それをするにも日頃からコミュニケーションをとっていないと、急には難しいです。

「話しかけてもらうのを待っている」「同僚やスタッフと雑談をせずに一日が過ぎることが多い」といったことですと、黄色信号です。自分から積極的に話しかける必要があると思います。

特に、自分のプライベートなことを話すという自己開示が苦手な方は、コミュニケーションをとるのが難しかったりします。自分自身のことを知ってもらうということも、職場へ溶け込むには必要です。ぜひ積極的に話してみましょう。

過去のことに囚われ過ぎていませんか?

過去の失敗やつまずきなどを引きずってしまい、「こんなはずでは…」「なんで自分はこうなんだろうか」と思ってしまっていますと、どうしても物事を否定的に捉えてしまいがちです。

そのような状態ですと、当然ながら現在の仕事・職場のこともネガティブに考えてしまい、イヤなことがあるとすぐ離職してしまうということがあります。

過去は過去のこととして、引きずらずに現在の仕事に集中したり、将来どうありたいのかといったことに目を向けると、転職を繰り返すことに歯止めがかけられるのではないでしょうか。

以上です。
全て、私に当てはまることであり、常々反省したいと考えていることでもあります。もしお心当たりがありましたら、ご参考にしていただけますと幸いです。

なお、転職に当たっては第三者の客観的な意見、アドバイスを聞くことも重要です。リクルートドクターズキャリア[PR]エムスリーキャリアの転職エージェントはその点、相談相手としてはオススメできると思います。

「転職を繰り返してしまう医師」から脱却するための3つのポイント
「1年未満での転職を3回繰り返している」といった転職を繰り返している医師に対して、やはり採用担当者は「協調性がないんじゃ…」「やる気ないんじゃないの?」「忍耐力がない」などと否定的なイメージを感じてしまいます。 ですので、「最低でも1年、で...
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