「残業月150時間超え」でも喜々として仕事していた先輩医師が転職した理由

臨床医として勤務していた頃、「残業月150時間超え」が毎月のように続いていた先輩医師がいました。呼吸器外来を毎日のようにもっており、それ以外の時間帯は当番でもないのに救急外来で手伝いをする、というような方で、受け持ち患者さんが15人を下回るようなことはありませんでした。

中には状態も不安定な患者さんがおり、深夜呼び出しを受けて、当直でもないのに医局のソファで寝ている姿を何度も見かけました。

ですが持ち前の体力もあり、「喜々として」お仕事をされていらっしゃるようでした。その先生がいきなり転職するということを聞いて、とても驚いたのを覚えています。

後日、「やっぱり仕事、大変でしたか?」と質問したところ、その先輩医師は「大変は大変だったけどね」と言った後で、転職した本当の理由を教えてくれました。

「妻に怒られちゃって…」と、言葉を濁しながらおっしゃっていました。先輩の家では、子供が生まれたばかりであり、にも関わらず仕事に打ち込んで子育てを手伝ってくれないと、奥さんがついに不満を爆発したから、というのが本当の転職理由だったそうです。

当時は私も独身で、「そんなことで転職?」と信じられませんでしたが、結婚して子供ができた今、大いに頷けます(笑)転職する際、奥さんの反対で「内定が出ていたにも関わらず翻した」という先生もいらっしゃるくらいですから、先輩のケースでも、奥さんの爆発というのが大きなウェイトを占めていたんでしょうね。

それぞれにご家庭の事情というものがあります。生活や家庭があってこその仕事です。そうした問題での負担を軽減するための転職というのもよろしいのではないでしょうか。もしそうしたお悩みを抱えて、「こんな条件ならば働ける」というご相談をなさりたいのならば、「リクルートドクターズキャリア[PR]」のエージェントさんなどがオススメです。ぜひ一度、ご相談にのっていただいてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました