医師のバイト・非常勤の相場事情と報酬を上げるコツ「時給1万円は、もはや普通?」

医師の非常勤勤務と言えば、週に1~2回勤務するといった「定期非常勤」と、健診などで1日だけ勤務する「スポット」があります。

「スポット」は立地や内容によってマチマチであるため、今回は「定期非常勤」に限っての話で、その相場と、報酬を上げるコツについて書いてみたいと思います。

まず、時給についてですが、「時給1万円」が一つ、基本的なラインとなっているようです。「できれば、時給1万円を超えて欲しい」と思っている先生方がやはり多いようですね。1日8時間の勤務で、8万円となるため、実入りとしてはかなり良い方ではないでしょうか。

ただ、医局の紹介によるアルバイトの方が高額という側面もあり、医局を辞めたあと、自分で探した時に、「前の方が良かった…」と思うこともあるかも知れませんが、そこは、医局と病院の関係維持などの目的も含まれているため、致し方のない部分かもしれないですね。

さらに、即戦力となるスキル、救急対応・病棟管理などとマルチに対応する能力が求められていると、時給は上がってきたりします。もし高額な時給を求めるのなら、ご自身のそうしたスキルをアピールし、交渉するのも手でしょうね。どうせ働くのなら、高額報酬のほうがやる気になりますしね。

また、以前にも書きましたが(医師も需要・供給で収入が決まる「人口比の医師数、求人数の多い科など」)、需要・供給バランスも、報酬には関わってきます。関東であれば、埼玉県が最も「医師の人口当たりの人数」が少なく、東京などで働くよりも、埼玉県に足を伸ばしてバイトをすると、高額になりやすいといったことがあります。

他にも、科によっても報酬・求人数は異なります(初期研修医に知っておいてもらいたい「科を選択する上で意識したい求人ニーズ」)。「マイナー科で、あんまり求人がない…」とお悩みの先生は、健診やAGA外来、病棟管理・訪問診療といったところまで選択の幅を広げると、高額報酬のバイトが見つけられるかもしれませんね。

「報酬の最低ライン」を超えるため、こうしたコツをご検討いただき、「医師バイトドットコム」や「リクルートドクターズキャリア[PR]」に登録してこまめに求人情報をチェックすると良いのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました