「1月の安全衛生委員会」で何を話すべきか?(配布資料リンクあり)【2022年更新 産業医・衛生管理者向け】

新型コロナウイルス「オミクロン株」の流行とワクチン追加接種(2022年)

新型コロナウイルス「オミクロン株」の流行に伴い、再び「コロナ対策、どうしましょうかね」という相談を社員さんから相談されるようになりました。そんな中、「3回目の追加接種はどうしたらいいでしょうか?受けるべきでしょうか?」と複数人に質問されましたので、今回は「オミクロン株」の流行とワクチン追加接種について講話を行うこととしました。

オミクロン株の性質については、「オミクロン最新情報のまとめ:重症化率とワクチンの有効性について(小野昌弘)」に詳しくまとめられています。要約しますと、

オミクロンはワクチンや自然感染した人に対しても容易に感染できるのが特徴である。

・オミクロンの明確な性質として、デルタ自然感染直後の免疫ではオミクロンの感染を防げない。ワクチン接種だけでは感染を防ぐのは難しい。

・英国のデータでは、アストラゼネカ、ファイザー・モデルナのいずれについても、
1) オミクロンに対しては、2回接種後2ヶ月で感染防御の効果は半減する。
2) 3〜4ヶ月たつと、感染防御の効果はほぼなくなる。
3) ブースター接種をすると、その後1ヶ月あまりはある程度高い感染防御効果があるが、これも2〜3ヶ月で減衰がめだつようになる。
つまり、オミクロンに関しては、ワクチンによる感染防御の効果はあまり期待できない。

・オミクロンが「弱毒」にみえるのは、オミクロンの免疫逃避型変異のために、デルタが感染できなかったワクチン接種者のあいだでも大きく感染をひろげつつ、しかしながらワクチン接種者を重症化させるほどには免疫から逃避できない、という可能性が高い。

ワクチンは重症化しやすい人を重症化させないための道具であるという位置付けが重要。

上記からも、ワクチン接種による感染防御効果は期待薄であるため、今後も「マスク着用」「手洗い励行」「3密回避」といった基本的な対策を継続していくことが重要ということですね。

3回目の追加接種については、厚労省のHPに「新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)についてのお知らせ|厚生労働省」で記載されています。

「接種対象者」としては、
・2回目接種を完了した日から、原則8か月以上経過した方
・18歳以上の方
・日本国内での初回接種(1回目・2回目接種)又は初回接種に相当する接種が完了している方

であり、

「特に接種をお勧めする方」としては、
・高齢者、基礎疾患を有する方などの「重症化リスクが高い方」
・重症化リスクが高い方の関係者・介助者(介護従事者など)などの「重症化リスクが高い方との接触が多い方」
・医療従事者などの「職業上の理由などによりウイルス曝露リスクが高い方」

であり、特に「重症化リスクが高い方」、「重症化リスクが高い方との接触が多い方」には推奨されるといった内容を私としてはお伝えしたいと考えています。

1月に多い感染症

1月はインフルエンザの流行期としてはピークを迎える時期にもあたり、感染予防対策、罹患した際の対処法(受診方法、復職時のルール確認など)などが議題としてのぼりやすいですね。

また、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎なども感染症としては安全衛生委員会では触れられやすい話題かと思われます。

インフルエンザについて ~【DL資料】

冬に流行する感染症【DL資料】

その他、講話ネタとしては以下のようなものも触れてみてはいかがでしょうか。

日、週間、月間

1/15-21 防災とボランティア週間
1/17 防災とボランティアの日

企業の防災対策について【DL資料】

社内の防災対策について【DL資料】

季節ネタ

・食生活の見直し、運動習慣について:忘年会、新年会シーズン、お正月太り対策などで、食生活の見直しや、運動習慣をつけることを呼びかけてみてはいかがでしょうか。

食生活の見直し【DL資料】
日常の運動習慣について【DL資料】

・職場の湿度・温度管理:寒く、乾燥する時期でもあり、職場の湿度・温度管理も気になる時期です。そのことについて触れてみるのもいかがでしょうか。

職場の湿度・温度管理

・冬場の突然死対策について:冬場は入浴時のヒートショックや、モーニングサージなど、血管障害による突然死が起こりやすい時期です。対策について触れてみてはいかがでしょうか。

突然死について【DL資料】

通年ネタ

季節・時事的なネタもいいですが、例年同じようなネタばかりでしたら、たまには通年ネタも織り交ぜて講話をしてみるのはいかがでしょうか。

「安全衛生委員会でネタが無い…」そんな時に試したい4つの方法【衛生管理者・産業医向け】

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