飲み過ぎ食べ過ぎで、「胸焼け、ゲップ、酸っぱいものがこみあげてくる…」といった症状が現れた人はいませんか?それは逆流性食道炎のサインかもしれません。
背中の曲がった高齢女性や、お腹が出たメタボ体型の男性に多い病気ですが、飲み過ぎ食べ過ぎをしがち、食事してから寝るまでの時間が短い人では、逆流性食道炎が起こりやすいです。
このように、逆流性食道炎は生活習慣も大きく関わっています。以下に挙げたようなポイントを踏まえ、是非とも逆流性食道炎予防にお役立ていただければと思います。
1) 逆流性食道炎の起こりやすい食生活をやめる
逆流性食道炎の起こりやすい食生活としては、
・脂肪分の多い食事
・暴飲暴食
・早食い
・就寝3時間以内に食事をしている。
・便秘がち
などが挙げられます。このような食事をなさっている方は、改めた方が良いと考えられます。ちなみに、便秘だと胃が圧迫されて胃酸の逆流が起きやすく、逆流性食道炎が起こりやすいと言われています。
2) ピロリ菌除菌後にはご注意を
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の保菌者であると、慢性胃炎や萎縮性胃炎が起こって、胃酸の分泌量が減るため、胃食道逆流症は起こりにくくなると言われています。
ピロリ菌を除菌した後、胃酸の分泌量が多くなると、胃食道逆流症のリスクは高くなるかもしれないので、よりご注意いただければと思います。
3) 夜のスナック菓子やファストフードは控えましょう
胃酸の分泌を促す、スナック菓子やファストフードを大量に食べるという食習慣がある人は、胃食道逆流症になりやすいと言われます。
特に夜間にこのようなものを大量に食べるようなことは避けるべきだと考えられます。
以上の点にご注意いただき、なおかつ胸焼け、げっぷなどの症状が出ている場合は早めに消化器内科を受診されてはいかがでしょうか。
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