春に委員会も新体制となり、その後、夏場を迎えてもう「安全衛生委員会の議題、どうしよう…」と迷っておられるかたもおられるのではないでしょうか。
産業医、委員、衛生管理者などとなって間もなくですと、やはり「何を取り上げればいいんだ?」と悩みがちだと思われます。
そこで今回は、これから本格的に迎える夏場での「安全衛生委員会の議題」について書いてみたいと思います。
熱中症対策
やはり、熱中症対策を置いて、夏場の議題は他にないと言っても過言ではないでしょう。ただ、「もう先月やったし、例年そうだし…そう何回も熱中症対策って言われてもなぁ…」という時は、少し視点をズラしてみると、議題として取り上げやすいと思います。
特に2020年度ですと、新型コロナウイルス対策も平行して行う必要があり、
などを基本として、
などを取り上げるのもよろしいでしょう。
その他、
・熱中症のハイリスク患者(職場における熱中症対策について説明せよ【労働衛生コンサルタント試験 予想問題】)
といった熱中症の落とし穴的な内容も意外性があって聴いてくれると思われます。
職場の温湿度管理
夏場、エアコンの温度設定を巡ってバトルとなるような職場もあるようですが、どの程度の温度・湿度とすべきなのか、事務所衛生基準規則に照らし合わせ、どの程度にすべきなのか、改めて復習しましょう。
快適な職場環境を作るための具体的な工夫なども触れられていますので、参考にしていただいてはいかがでしょうか。
夏場の食中毒
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、飲食店が出前やテイクアウトを行うことが増加していることもあり、さらに夏場の食中毒はハイリスクとなっている可能性があります。
・STOP食中毒 飲食店のお弁当やテイクアウトの安全のために
などの資料をもとに、基本的な食中毒の知識について再確認してみてはいかがでしょうか。
夏バテ対策について
夏場、特に酷暑で炎天下に晒されたり、ひんやりとした冷房のよく効いた室内に入ったりしますと、体が追いついていかず、自律神経失調状態に陥ってしまう…なんてことがあります。
などについて触れ、夏バテ対策について触れてみるのもよろしいでしょう。
困った時の「通年で使えるネタ」
困った時には、季節を問わない「通年ネタ」もあります。安全衛生委員会の議題でお困りの方に-月ごとのテーマ、通年ネタ集にも掲載しておりますので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。
その他、「「安全衛生委員会でネタが無い…」そんな時に試したい4つの方法【衛生管理者・産業医向け】」といった方法もあります。