「医師が転職エージェントを評価する」ことが無意味である理由

m3.comの「転職エージェントを見抜く、質問力」という記事を読んでいて、ふと疑問に思ったことがありました。

この記事、医師向けの求人サイトで担当者となるエージェントの良し悪しを判断する上での指針について書かれているものですが、こうしたエージェントを評価するような行いには賛同しかねます。

というのも、そのような評価自体が無意味であると思われるからです。そもそも、エージェントは二人三脚で転職を成功させるためのパートナーであるはずで、「このパートナー、ダメだわ」と見下すような評価を行っていては、転職は上手く行かないと思われます。
さらに言えば、「駄目エージェントの事例」として、以下の4つの例を挙げておられますが…

・大したことない求人案件をごり押ししてくる→「大したことない求人」という判断は求職者それぞれであり、自分には合わないだけであった可能性もありますね。また、その求人が自分に合わないようだったら、きっぱりとそれを伝えることができるぐらい、コミュニケーションを図るべき。

・医療機関との面談を急かしてくる:他の候補に決まる可能性もあり、時間との勝負という場面も考えられます。前向きに検討している医療機関だったら、悠長に構えているべきではないのでは?

・こちらの希望条件と大幅に異なる案件ばかり持ってくる:これもコミュニケーション不足からくるもので、自分の希望内容をしっかりと伝え、理解してもらうよう努力することも必要だと思われます。

・なかなか求人を持ってこない:求人との出会いはタイミングということもあり、たまたま見合う求人がない時期もあったりします。実際、求人数が少ない月もあります。

・求人の問い合わせをしている間に連絡が取れなくなる:エージェントも、あくまでも会社員ですからね。何か事情があることもあるでしょう。エージェントが一人だけということもないでしょうから、別のエージェントや担当者の上司に連絡してみればいいだけでは。

…と、思わず反論したくなってしまいました。ただ、実際に「合わないな」と思うエージェントも中にはいると思われますので、しっかりと話し合った後に担当者替えを希望するのはありだと思います。一方で、最初から「コイツ、使えないな」といった評価を下すようなことは避けるべきだと思われます。

エージェントは部下でもなく、パートナーです。少なくとも敬意を払って接するようにした方がよろしいかと思われます。

実際、私が転職する上でお付き合いさせていただいた転職支援会社は、

リクルートドクターズキャリア

エムスリーキャリア

です。いずれもお付き合いしやすいエージェントさんで非常に助かり、無事に転職を成功させることができました。

もし転職をご希望されておられるようでしたら、ぜひご登録されてはいかがでしょうか。

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