寝当直バイトは本当に割がいいのか?

医師のバイト、もしくは非常勤での当直で、いわゆる「寝当直」の求人があったりします。もちろん、そのように大々的に「寝当直」と銘打っているわけではありませんが、

・救急指定なしの病院
・救急車がやってくるのは0~1台(かかりつけのみ対応)
といったものが「寝当直」の条件でしょうか。

なおかつ、入院患者の急変対応については、「挿管あり・蘇生措置あり」などとあるところもありますが、ほとんどがBSCに近く、また、そうそう急変も起こらずに安定している場合が多いため、「待機しているだけ」の当直が寝当直となり得るわけです。

「外来のように患者を診なくてもいい」「ただ単に当直室で待機していればいい」といった気楽さもあるため、「割がいい」と人気があるようです。

ですが、本当に寝当直は「割がいい」バイトなんでしょうか?
急変対応も訴訟リスクが丸っきりないとは言えません。むしろ、急変患者ですから、外来患者よりもそのリスクが高いとも考えられます。また、あまりよく知らない患者について「先生、急変です」と言われるもんですから、落ち着いた外来での対応とはわけが違います。

また、拘束時間も長く、時間あたりの給料もそれほど「割がいい」とはいえないでしょう。時間給で言えば、よっぽど透析バイト、外来バイトの方が良いというケースがほとんどです。

「寝当直バイト、寝当直バイト」と、バイト探しで視野が狭くなってしまうよりは、比較的ゆるやかな外来バイト、透析バイトを探してみるべきであると思われます。

もし割がいいバイトをお探しであれば、「エムスリーキャリア」や「リクルートドクターズキャリア[PR]」といったバイト紹介を行ってくれる会社で、ぜひ御相談いただければと思われます。

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