【産業医への転職】転職活動のスタートでつまずいていた私の失敗

私は後期研修医を辞めて、産業医になるために転職活動を開始したわけですが、そのスタートの時点で実はつまずいてしまっていました。

振り返ってみると、「なんでそんなことをしていたの?」ということをやっていたわけですが、ついついそうした時間や労力を無駄にしてしまう行動をしていました。「転職活動がほぼ初めて」ということも大きな原因でしたが、やはりそうした闇雲に動くことでは上手くいきません。

転職活動も、スタートこそが肝心なところです。スムーズに事を運ぶためにも、ぜひ私と同じ失敗をしないでいただければとお思います。

誤った方法での「求人探し」

私の場合、地元で産業医の求人がないか探そうとしていました。そこで、「(地元のエリア)+産業医+求人」などでキーワード検索を行い、求人探しをしていたわけです。

ところが、今なら分かりますが、そのような北関東の田舎の地域では常勤産業医の求人はほとんどなく、ようやく求人がヒットしても「経験者のみの採用枠」とのことで書類選考にすらたどり着けませんでした。

そのため、「やっぱり未経験な上に、コネもない私が産業医になるのは難しいのかな…」と思って半ばあきらめてしまいました。

知識や経験がない時こそ大事な「相談」

では、なぜ私が転職できたかと言いますと、以前に登録してそれっきりになっていたリクルートドクターズキャリア[PR]の転職エージェントから電話がきたからです。

そこで「もうダメ元だ」と思って、「実は産業医の転職活動をしているのですが、なかなか上手くいかなくて…やっぱり未経験だと難しいですよね?」と質問したわけです。「まぁ、そうですよね」といった返答があると思いきや、「ご紹介できる求人、ありますよ」と言われ、とても驚きました。

その言葉の次に、「そちらの地元ではなかなかないかもしれませんが、近県などには求人があります。その求人票、メールでお送りしましょうか?」と言われ、呆然としたのを覚えています。

地元には求人はないかもしれませんが、少し通勤エリアを広げれば未経験でも応募可能な求人がある。そんな簡単なことに気づけなかったわけです。

やはり、知識や経験が乏しい時には、「プロに相談する」ということの大事さが身に沁みて分かりました。

「先入観/思い込み」の怖さ

私は自分で求人を探そうと思い、上手くいかなかったために「あ、無理なんだ」と思い込んでしまいました。「未経験で、コネもなければ上手くいかないものだ」という思い込みによって転職することを諦めてしまいました。

もしあの時、転職エージェントからの電話がなかったら、と思うとゾッとします。先入観であったり、思い込みがあると、やはり上手くいくこともいかなくなってしまいます。だからこそ、相談をする、他の人の意見を聞いてみるということも大事なことであると思います。

もし今、「転職活動が上手くいかない」ということでしたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントに相談をしてみて、アドバイスをもらってはいかがでしょうか。

また、今現在すでに転職エージェントに相談をされているということでしたら、そのエージェントと今一度、転職活動の方針や、現在の希望条件についてご相談してみることをおすすめします。

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