【医師の転職】転職エージェントに「ダメ元でまず希望を伝えてみる」ことの重要性

求人紹介を受ける前、基本的には転職エージェントと面談などで話をすることになると思います。そこで、転職の目的であったり、希望条件などを伝えるわけですが、医師側のスタンスとして重要なポイントがあると私は思っています。

そのスタンスとしては、「ダメ元でまず希望を伝えてみる」ということです。なぜこうした心持ちでいることが必要なのか、その点について、私自身の転職体験をもとに、今回の記事でお伝えできればと思います。

邪魔をする「常識や思い込み」

転職の経験がない場合では特にそうですが、ついつい思い込みで「こんな求人ないだろう」「こんな転職は無理だろう」と思い込んでしまいます。

最近ですと、ネットで求人検索などもある程度はできますが、「自分で探す」ということになりますと、つい自分の思い込みの条件で探してしまうことになりやすいです。

実際、私も産業医の求人を探していましたが、「地元のエリア」+「産業医」の求人では未経験でも応募可能な求人は出てきませんでした。その結果、「あ、企業とのコネもないし、未経験では産業医への転職は無理なのかな」と思い込んでしまっていました。

まず「相談」をしてみましょう

ですが、結論から言ってしまえば、首都圏、大都市圏の大手企業が集まるエリアでは未経験でも応募可能な求人は結構あったわけです。私の場合は無知ゆえの思い込みが邪魔をして、「転職できない」と考えてしまったわけです。

そんなとき、転職エージェントに相談をして、「エリアを変えれば求人をご紹介できますよ」と提案されて、一発で解決できました。だからこそ、「こんな希望があるんですけど、どうすればいいでしょうか?」と素直に相談すれば、解決できることもあるはずです。

それまで悩んでいた数ヶ月が嘘のようにトントン拍子に話が進み、希望していた通り、常勤産業医として働くことができるようになりました。

若手医師の陥りやすい罠

経験年数が短い、資格なども取得できていない若手医師ですと「自分なんか…」「こんな状態で転職なんかできない」と思い込んでしまいがちです。これもまた、私自身が陥ってしまっていた罠です。

結果、「本当の希望条件」は隠して、「これなら転職できるだろう」という条件を転職エージェントに話してしまうことになります。ですが、それでは本当に希望した条件の求人は提示してもらえません。

「こんな求人、ないだろうな…」と悲観せず、まずは「本当の希望」をダメ元でいいから伝えましょう。腹を割って話すところから、転職活動は始まります。

10月あるいは来年4月に向けて、これから転職活動をとお考えでしたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントに、「本当の希望」をダメ元でいいから伝えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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