医師の転職と言いますと、「内科」「外科」「精神科」など、いわゆる「○○科の医師募集」といった形の求人にエントリーするというのが一般的ではないでしょうか。
ですが、より専門性の高い選択、たとえば「上部内視鏡検査」「ペイン外来」「インターベンション治療」など、「仕事内容で転職をする」ということもできるし、需要はあるようです。マイナビDOCTORの「仕事内容を選ぶ」の項目の多さで、改めて気づきました。
「産業医」も選択できるのかと調べてみたところ、かなり多岐にわたる選択肢に驚きました。「オンライン診療」の選択もできます。
転職エージェントとの相談で「伝えづらい部分」
転職活動を開始し、「求人紹介を」という前に、希望条件の確認などのために、転職エージェントとの面談をするわけですが、なかなかストレートに「本音」の部分は伝えづらいということがあります。
私の場合、当直やオンコールなどをきっかけに「もう当直やオンコールがこりごり…」と思っていたわけですが、なかなかそのことを転職エージェントに伝えることができませんでした。
ですが、それこそが転職の目的ということもあって意を決して言ったところ、「ああ、そうなんですね。ではいくつか求人を送らせていただきますね」とあっさりと言われたので拍子抜けしてしまったのを覚えています。
また、「後輩を育てる、指導医になるのは望んでいない。ずっと診療をやっていたいんだ」といった希望条件の方もおられると思います。こうした希望条件については、やはり「はっきり口にしてしまうのは…」と躊躇われる部分かと思いますが、言わずに転職して後悔するよりは、しっかりと相談をしてみることは重要だと思います。
まずは「希望」を伝えてみることの大切さ
「こんな求人なんてないよな…」と思い込んでしまって、遠慮して本音の部分を伝えなかったらどうなるか、ということですが、それではやはり「ピントの外れた」求人を紹介されてしまう可能性もあります。
まずはしっかりと「希望」を伝えてみて、「こんな求人って…あったりします?」と相談する方がいいのではないでしょうか。
「こうした専門の仕事がしたいんですが」と相談をすることもありだと思います。
「交渉」をしてもらえることも
募集をかけている病院側の希望条件というものもありますが、その条件とは異なり、「実はこうした先生がおられまして、このような条件での勤務を希望されておられます」と交渉をした上で入職をするということもあったりします。
「こうした仕事をしたい」と希望を伝えることもまた大事なことです。最初から「こんな条件では働けないよな…」とは思わず、やはり「こうした仕事をしたいんですけど、求人ってあります?」というアプローチで相談をしてみる、ということも転職活動では必要なことであると思われます。
もしこれから転職活動ということでしたら、マイナビDOCTORなどの転職エージェントにご相談をしてみる、ということから始めてみてはいかがでしょうか。