転職といえば、繰り返して苦にならない人を除けば、大きな決断となるはずです。その決断をした後に、「これは違ったな…」と思って後悔することは、出来る限り避けたいところですね。
そもそも転職は労力が必要であり、必ずと言っていいほど悩むと思います。また、転職を短期間で繰り返すことはキャリア上、デメリットが大きくなってしまう傾向にあります。
そこで今回は、「後悔しない転職」をするために「絶対に避けたい」3つのNG行動についてご紹介したいと思います。
「無計画」な転職をしない
「辞めたあとに次の転職先を探そう」と思っていらっしゃる先生は要注意です。私もこれを経験していますが、退職した後に転職活動が上手くいくという保証はありません。
結果、なかなか次の入職先が決まらず、焦りやプレッシャーを感じてしまうということもありえるわけです。ですので、「4月に転職先へ入職する」と決めたら、そこから逆算するようにプランニングを行うのがおすすめです。
後悔しないために、こうした逆算方式で計画を立て、着実に実行へと移していくべきであると考えられます。
限られた情報を鵜呑みにしない
労働条件や環境など、必要な条件は徹底的に調査・比較しましょう。求人票だけを見て、ついつい「年収」「待遇」などを見て決定しがちですが、それだと失敗する可能性が高いです。
ただ、全ての候補の施設を見るわけにはいかないので、ある程度絞ったら、「この病院の医長をされている方の年齢やお人柄はどうでしょうか?」「入院患者の受け持ちや外来診療の1コマあたりの患者さんの数はどのぐらいでしょうか?」といった具体的な質問を、転職エージェントにしてさらに絞り込んでいくのも手です。
最終的には求人にエントリーしてみて、当日、院内を見学させてもらったり、所属する予定の科のドクターと挨拶させてもらったりして決めるとよろしいかと思います。意外とその時の第一印象、違和感というのは、後々になって「あ、あの違和感はこれだったのか…」と思うことも多いので、重要だったりします。
うまい話には裏がある
「とにかくすぐ来て欲しい」「高い年収を約束する」など、うまい話には裏があると思った方が良いでしょう。
新病院などで「急募!」としているところもあり、そうしたところは条件面で厚遇であることもあります。一報、慢性的に人手不足なところには、離職率が高いなど、それなりの理由があったりします。
しっかりと情報を精査し、「なぜこの好条件なのか?」と疑問を持って見ていくということも重要です。その理由に納得できるようであれば、エントリーしてみるのも手であると思います。
以上です。
やはり自分1人で転職活動をしていくというのには、限界があります。また、他の人の意見を聞くのも大切です。リクルートドクターズキャリア[PR]などの求人紹介会社に登録して、「医師転職のプロ」であるエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。