産業医の「退職理由」の本音と建前とは【産業医転職】

産業医として企業に入職した際、前に勤務していた産業医の「退職理由」を耳にすることがありますが、やはりそこには「本音と建前」があります。

ある企業で勤務していた産業医は、「家族の介護が必要になったから」とのことですが、その先生が以前から「通勤時間」のことを日頃からボヤいていたことを後から知り、どうやら都心の通勤時間が短く済む企業に再就職をしたとのことです。

また、別の企業では、「産業医としてスキルアップするため、精神科医の研修を行うために、臨床に戻る」という産業医がいたそうです。ですが、実際のところ「少し変わった先生で、人間関係に悩んでいた」といったことを耳にしました。

私も実際のところ、「より条件のいい企業」に転職しているわけですが、その際にも「産業医として学ぶため、複数の産業医のいるところで研鑽を積みたい」「子供も生まれ、地元に戻って勤務したい」(検討していましたが、実際は戻ってません)といった建前の退職理由を使っていました。

勤務医であっても、産業医であっても、ここら辺はやはり同じように皆さん「本音と建前」を上手く使い分けて退職しているのではないでしょうか。統計をとったわけではありませんが、今まで聞いた退職理由ですと、

・家族(子供の学業、親の介護)のため

・臨床医に戻るため

・産業医としてのステップアップ、スキルアップのため転職

…といった理由が多いようです。

次の転職先を決めず、退職するということもあるでしょう。実際、私も退職時に転職先が決まっていなかったこともありました。もし「また産業医を続けたい」と思われたり、「やっぱり臨床医に戻りたい」といったご希望があり、転職活動が難航しているということでしたら、人材紹介会社の「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」にご相談いただくことをオススメしたいと思います。私自身も、3回の転職でとてもお世話になりました。

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