認定産業医になるための50単位を「集中講義以外で取得」する上で注意したい4つのポイント

認定産業医になるためには、
・前期研修:14単位以上
・実地研修:10単位以上
・後期研修:26単位以上
の計50単位以上が必要になります。これは集中講義ではなく、細切れに講座や研修に参加することで取得可能です。

そこで今回は、50単位を「集中講義以外で取得」する上で注意したい4つのポイントについて今回は書いてみたいと思います。

1) 基礎研修と生涯研修の違いに注意

認定産業医になるためには、「基礎研修」の講座・研修に参加することが必要であり、「生涯研修」の単位がもらえるものに参加しても、単位にはならないことに注意が必要です。

研修会情報一覧」の掲載情報をよく見て、「基礎研修」の講座・研修に参加しましょう。

2) 研修参加は早めに予約、特に実地研修

研修は早めに埋まってしまい、募集終了となることが多いです。できることなら、1ヶ月前には予約しておくことが重要です。

特に、実地研修は講座が限られ、さらには参加人数の募集が少ない(それだけ準備が必要ですからね)ため、早めの予約が必要です。

3) 前期研修は「一気に取得」がおすすめ

前期研修については、
・総論:2単位以上
・健康管理:2単位以上
・メンタルヘルス:1単位以上
・健康保持増進:1単位以上
・作業環境管理:2単位以上
・有害業務管理:2単位以上
・産業医活動の実際:2単位以上
と細かに決まっています。さすがにこれらを個々に取得するのは困難だったり、重複することもありますので、前期研修だけは「一気に集中講義を使って取得」することがおすすめです。

4) 人気な研修の傾向

比較的埋まりやすい研修の傾向としては、
・拘束時間が短時間
・(特に都心で)アクセスが良い場所
・参加費無料
などがあります。逆に、これ以外のものであると、比較的直前でも参加可能だったりします。

また、既に締め切りとなっていても、意外と問い合わせると直前でキャンセルなどが出て参加OKだったりします。そのため一度、開催元にお問い合わせいただくのもいいでしょう。

以上です。
「集中講義に参加するのはツライ」「集中講義に参加する時間がとれない」という先生方もいらっしゃるでしょうから、こうしたポイントにご留意いただきながら単位取得していただければと存じます。

タイトルとURLをコピーしました