大企業があっさり産業医を乗り換えていて「やっぱりシビアだな…」と思った話

とある一部上場企業の大企業の統括産業医が、4月から代わると聞きました。70歳を迎え、「定年の年に達したから」とのことでしたが、その先生はまだまだ続けるつもりだったそうで、かなりの不満顔です。

新任者の産業医はかなり顔の利く、国と企業のパイプ役となりうる方だそうで、その大企業は「政治力」を求めていたようです。その点、現在の産業医では弱いと判断したと思われます。

やはり大企業の統括産業医ともなると、企業から求められるレベルも高く、それを満たしていないということになると、あっさりと切られるということなのでしょうかね。「代わりとなる産業医はいくらでもいる、入職したい産業医はいっぱいいる」ということもあり、その分、産業医を選定する、評価する目はシビアなものがあります。

その点、やはりそこそこの水準での仕事を求められ、気の合う仲間と仕事ができるといったことの方がいいなぁと私としては思ってしまいます。

もちろん、そこそこの企業では、いただく報酬もそこそこということはありますが(笑)

この点、

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にも書いておりますが、やはり大企業だと期待値(求められる仕事の質・量)も高くなり、産業医として働きだして二社目以降でしたら、考えていきたいところです(一社目は、未経験でも雇ってくれるところということになり、その分選択肢は狭まります)。

こうした情報はなかなか求人票を読んでも分かりづらいところです。その点、やはりリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアに登録し、転職エージェントに相談しつつ転職活動を行われることをオススメしたいと思います。

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