「自分に合った職場」というものは変わるもの…だからこそ転職では「目的」が重要【医師転職】

産業医になって1社目は、本社の社員数3,000名程度の製造業の会社でした。保健師も2名おり、サポート体制もありましたが、他に産業医もおらず、やや「産業医1年目には重荷かな」という会社だったようにも思います。

2社目は1部上場の大企業で、産業医3名・保健師3名体制でした。産業医としての経験年数もまだまだであり、経験を積むには良い会社だったように思います。ただ、担当する子会社も多く、なおかつ膨大な健康診断の判定業務もあり、勤務継続を続けるには私にとって厳しかったのかな、と思います。

こうした職歴を経て、今は某大手企業の子会社で、産業医1名のみでの勤務をしておりますが、とても居心地よく、ストレスも少ない状態で働けています。

ですが、いきなり1社目でこの会社に勤務していたとすると、分からないことだらけでサポートもなく大変な状態になっていたかもしれません。

やはり「自分に合った職場」は、経験年数などによっても大きく変わります。私も3度目の転職でようやく満足のいく結果になった、と感じてはいますが、それも過去2回の転職があったからこそ言えることなのではないでしょうか。

希望条件を100%満たす求人というのはありえないでしょうから、だからこそ転職では「目的」が重要となります。何を重視した転職なのかという優先順位をつける、と言い換えることができるかもしれませんね。

私の場合でしたら、転科に伴う経験年数が少ない段階でしたら「サポートの得られる環境で経験が積める」ということが大事であったでしょうし、ある程度経験年数が積めて独り立ちできる段階でしたら、「落ち着いて余裕を持って勤務できる環境」が重要となってきています。

こうした目的をハッキリとさせませんと、漠然と「自分には合わないなぁ…また転職」と無軌道な転職を繰り返してしまう可能性もあります。自分が今どの段階にいて、どのような転職が必要なのか、ということは認識しておく必要があると思います。

ただ、なかなか自分にとってどのような環境が必要なのかというのは一人だけだと気づくことは難しかったりします。そんな時は、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談しますと、アドバイスを得られ、転職活動を円滑に進めていくことができると思います。

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