私は後期研修中に産業医へと転職したわけですが、そこから産業医としては3社目となっております。産業医経験5年以上となっているわけですが、ようやく様々な相談に対して焦ることなく対処できてきたかなぁ、と思えるようになってきました。
やはり1社目ですと、何事も初めての経験が多く、面談一つをとっても「どうしよう、どうしよう…」と内心で思うことも多かったように思います。
その後、2社目に移ってから、「ああ、これは経験したことがあるぞ」と思えるようになり、「これはここに話を通せばいいな」といった対処法がぼんやりと見えてきたと思います。ただ、まだまだ至らないところも多く、「コミュニケーションが不十分」などと注意されることもありました。
労働衛生コンサルタント試験に合格して2社目を退職したわけですが、やはり資格取得によって少し自信がついたようにも思います。3社目となり、今となっては困る場面、焦ってしまうような場面も少なくなりました。
また、40歳間近となり、以前はイラッとした場面でもイラつかず、冷静に受け流すといったことができるようにもなったと思います。その点、産業医だけでなく医療界全体でも言えることだと思われますが、経験＋年齢というのもプラスにはなっているのではないでしょうか。
経験則で恐縮ですが、産業医として5年、あとは労働衛生コンサルタント試験に合格した上で「独り立ち」のような感覚を持てるようになる、と私としては思います。もし産業医になろうという先生方がおられましたら、一応ご参考までに。
また、「未経験」で産業医になるというのはなかなかハードルが高いものがあります。その点、もし転職活動でお困りでしたら、私が臨床医→産業医になった際にお世話になった「
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