私は全くもって自慢できませんが、産業医として3回の転職を行っており、なおかつ10社以上の企業求人に応募してきました。
1社目は幸運にも一回で内定を得ることができましたが、2回目の転職、3回目の転職は結構な数の求人に応募しては落ち…を繰り返してきました。3回目の転職活動は、一番落ちた回数は多かったと思います。
さて、そんな転職活動の中で、「え?そんなことある?」と思った経験がありましたので、今回はその経験について書いてみたいと思います。
面接官の急な変更
某大手IT企業、聞けば誰しも知っているような会社の求人に応募した時のことです。統括産業医であるドクターが面接官を担当するとのことでしたが、「急な用事」とのことで面接には来られませんでした。
結果、対応してくださったのはもう一人の産業医である女医さん。急に頼まれたこともあってか、非常に不機嫌で、ややけんがある物言いになっておられました。それでこちらも「うわ…」と引いてしまい、一次面接で落とされました。
「縁がなかった…というより、入職しなくてよかったな」と思った一件でした。特にこのコロナ禍、こうした面接官の急な変更は起こりうると考えて臨んだ方がよろしいかもしれませんね。
ぬか喜びさせないでよ…
一部上場の大企業、そこに応募して最終面接まで残ることができました。ですが、結果は「最後の一人との争いに破れる」形で落ちました。
「さて、次はどこに応募しようか…」と思っていたところ、転職エージェントから電話が。どうやら、その最終候補者が第一希望の他社の内定が得られたため、そちらに行かれると。結果、私が選ばれることになったとのこと。
その場ですぐに「お受けします」と伝え、ウキウキと喜んでいたところ、再び電話が。「役員の意見により、選考をやり直すことになりました」と言われ、「うわ、また面接か…」と思ったところ、さらに「今度は選考を行う候補者の年齢を上げることになりました」とのことでした。
結果、私はその年齢に達していなかったため、応募することすらできなくなってしまいました。ですが、その後すぐに転職エージェントが紹介してくれた求人で、転職することができました。
事前の話と全然違うじゃない…
実はこのエピソード、私が現在勤務している企業のことです。応募前に聞いていた「年収の上限、保健師の雇入れ予定(結果、雇入れはしないとのこと)、勤務日数・時間」などなど、ことごとく異なっていました。
その場で雇入れの条件を確認しなおす作業が続き、「え?求人票と全然違うじゃない」と思い、かなり警戒していました。ですが、色々と話を聞く内に「希望条件の上限を上げます」といった譲歩をしてくれることにもなりましたし、「…悪くない条件だよな」と思い直し、入職を決めたわけです。
以上です。
このようなことは採用面接にも起こりうると思います。そんな時、助け舟を出してくれたり、面接後の交渉を行ってくれたりするのが転職エージェントですので、厳しい戦いになりがちな産業医転職では、まずリクルートドクターズキャリア[PR]、エムスリーキャリアの転職エージェントに相談を行うことから始めてみてはいかがでしょうか。