医師としての「キャリアを求めない」働き方で大事にすべきこととは【医師転職】

私自身、後期研修医時代にドロップアウトして専門医資格を取得できなかったということからも、キャリアとは無縁の道を歩んでいるという自覚があります。

私の場合は、体調不良もあって限界を感じており、退職せざるを得なかったということですが、一方で「キャリアは求めない、カネをくれ」という知人の医師もおり、自ら「キャリアを求めない生き方」を選択する方もおられると思います。

こうした働き方に眉をひそめる方々がおられるのも承知しておりますし、私自身もいわゆるまっとうな医師人生が送れるならば、そちらのほうが望ましいとは思われますが、「そうはできない」からこそ産業医として現在、勤務しているということもあるな、と思っております。

ただ、こうした「キャリアを求めない」働き方をした場合、はっきりとした目標やキャリアプランがないため、とかく「短絡的な目的(人間関係のリセット、収入アップなど)のため」の転職をしてしまったりしがちです。

結果、「何のために働いてるの?」「働きたくないなぁ…」といった自問自答のループに陥りがちです。ですので、キャリアプラン以外の「何のために働くか」という、目標なり計画が必要であり、「何歳までにいくらを貯めてあとは週1バイトだけで暮らす」といった疑似FIREを目指したり、あるいは「自分のこの趣味のために稼ぐ」といったことはあらかじめ考えておいた方がいいと思います。

その上で、臨床医として、あるいは産業医などの臨床から離れて働くことを選択しても、それは自由だと思います。ただ、「何のために働く」といった目標は自分の中に持っておいた方がよろしいかと思います。

働き方の選択にあたっては、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談しておきますと、選択の幅が広がると思いますのでおすすめです。

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