「訪問診療」は、非常勤・常勤を問わず、比較的報酬が高いとされている求人ですが、その就業条件というのは、求人によってマチマチです。
慣れてくると「ああ、こういう求人ね」と感覚的につかめるようですが、経験年数が浅い状態ですと、「え?他の施設はこんなに待遇いいの?」と思ってしまうことも。
今回は、「訪問診療」求人に応募する際にチェックしておきたい就業条件について書いてみたいと思います。
訪問先は個人宅?施設?
「訪問施設」と言っても、訪問先が個人宅なのか、それとも施設なのかで業務の多さは変わってきます。施設の方がやはり担当する方の人数は増えますが、個人宅が多い場合ですと、やはり移動する時間というのは長くなる傾向にあります。
ですので、「訪問先は個人宅なのか?施設なのか?両方の場合、その比率はどの程度なのか」というのを確認しておいた方が良さそうです。
移動手段は?運転手はつくのか
移動手段で言いますと、基本的には自動車ということになると思います。ただ、その運転を誰がするのか、ということになります。
「運転手がつき、先生は乗っていただけるだけで結構です」というところもあれば、「ご自分で運転してください」というところもあります。
また、「基本的に就業時間中は運転手がつきますが、時間外のオンコールの時はご自分で運転してください」というところもあります。さらに言えば、同行する看護師がドライバーを兼ねるというところもあったりします。
…と、かなり移動手段については施設によってマチマチです。基本的には運転免許は取得しておく方がよろしいかと思います。その上で、就業条件をしっかりと確認しておくべきかと思われます。
ファーストコールは誰?
時間外のオンコールで、まず第一報の電話が誰にかかってくるか、ということですが、基本的には看護師が受けるところが多いようです。
その上で、訪問が必要と考えられた場合は、医師に連絡がくる、という体制がほとんどかとは思いますが、「最初から医師がファーストコール」というところもあるため、ファーストコールは誰になるのか、ということも確認をした方がよろしいかと思います。
オンコール「なし」という選択も可能か
施設によっては、「時間外のオンコールに関しては、免除することも可能」というところもあります。ただ、もちろんのことながら、その分の手当はなくなるため、年収はダウンすると思われます。
また、「月に何回入るか」ということも自分の裁量で決めることができるのかどうか、マストは何回なのかといったところもしっかりと確認をしておくべきかと思われます。
以上です。
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