今後増えるであろうと考えられる「新時代のドロッポ医(泥医)」とは【医師転職】

ドロッポ医とは、「常勤勤務医からドロップアウトして、非常勤・スポットバイトなどで食いつないでいく医師」と定義できると思います。

「ドロッポ医師」が誕生するまでの3ステップ-きっとあなたはまだ踏み止まれる
常勤勤務医から「ドロップアウト」して、非常勤・スポットバイトなどで食いつないでいく医師のことを、「ドロッポ」「ドロッポ医師(ドロッポ医)」「泥医」などと呼ぶそうです。 「フリーランス」とは異なり、常勤医がそうした医師を呼ぶ際の蔑称、もしくは...

一般的には専門医資格取得前の医師であり、専門医資格取得している医師ですと「フリーランス」と区分けされます。初期研修直後に専攻医/後期研修医を経ずにドロッポ医になる、という方もおられるかもしれませんが、基本的には専攻医途中でドロップアウトしてドロッポ医に、という方が多いのではないでしょうか。

昨今、新専門医制度のスタートにより、専門医取得の要件が厳格化していることもあって、「専門医取得を望まない、諦めた」という医師も増えてくることも予想されます。

一方で、コロナ禍によりバイト求人が減少していたこともあり、「不安定な非常勤・スポットバイト医生活よりも常勤医を」という動きもあります。「専攻医とはならずとも、QOMLの良い常勤医の働き口を」と望むドクターの増加するように思います。

結果として、「専攻医プログラムには乗らないが、割のいい常勤医の働き口」が人気となり、今までのバイト医人口がこうした常勤医に流れると私としては考えています。結果、これが「新時代のドロッポ医(泥医)」としての働き方として定着するようにも思います。

よって、今まで以上に健診・人間ドック常勤医、産業医、往診などを含むクリニック勤務医、雇われ院長…などの求人が人気となってくるのではないでしょうか。

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もしこうした形での勤務を望まれておられるなら、今まで以上に応募できる求人数は減っていく可能性があります。

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