新型コロナウイルスワクチン「職域接種」で時間をとられやすくて注意すべきポイント【産業医マニュアル】

私が産業医として勤務する会社でも、新型コロナウイルスワクチンの「職域接種」が行われることとなり、担当する医師・保健師、総務部のミーティングが開かれました。

さて、そこで話し合われた内容ですと、「問診・接種」で1人あたり約5分を想定しているとのことであり、かなりタイトなスケジュールとなっているとのことです。

そこで、「どのようなポイントで、時間でをとられてしまうか」ということが話し合われ、以下のようなことが挙げられていました。

・問診で、主治医へ接種が可能かどうか確認が行われておらず、接種可能かどうか確認する場合

・接種で、腕を露出できずに脱がざるを得なくなり、特に女性の場合は配慮も必要で時間がかかる(社員に接種しやすい服装で来てもらうよう、要アナウンス)。

・問診票などの書類をカバンやポケットにしまってしまい、探す必要がある場合。そのようなことがないように、必要書類はクリアファイルにひとまとめにして渡しておく。

・会場が広い場合、受付→問診→接種などの連携がとりにくいことも想定される。そのため、ブザーで知らせるなど、空きブースがすぐ分かるように工夫をする。

などでしょうか。特に、「あの書類がない…」と探す時間や、衣服の脱ぎ着によるタイムロスなどはインフルエンザ予防接種あるあるだそうで、対策が必要とのことでした。

また、大人数が押し寄せる職域接種では、大きな会場となりますので、案内や連携がとりづらくなることも予想され、その点も注意が必要なようです。

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