社会人経験のある先生方、「産業医」ではその経験が大事な宝になります

会社員を経験し、編入もしくは大学に入り直して医師となる、という方もいらっしゃいますね。私の卒業した大学でも編入制度があり、途中から入ってこられた方々のレベルの高さには驚かされた経験がございます。

それもそのはず、そうそうたる大学を卒業後に社会人となり、その後、それ相応の覚悟を持って編入しているため、「一般学生とは経験もモチベーションも段違いだなぁ」などと、ぼんやりと思っていました。

そうした社会人経験のある先生方に、なぜ産業医になることをオススメするかと言うと、当然のことながら、その経験が産業医にとって大きなプラスであるからです。

たとえば、社員の方の「会社に行きたくない」というお悩み一つをとっても、そこには業務や人間関係など、会社内にある様々なことが関係している可能性があります。多くの場合、その要素がいくつも絡み合っていることも珍しくはありません。

「直属上司が苦手」ということが発端となると、いわゆる「報・連・相」が上手くいかず、結果、業務も滞りがちとなる、ということになります。結果、「仕事が思うようにいかなくて…」とだけ、その社員さんは言うかもしれませんが、結局のところ「上司と反りが合わない」ということに悩みが帰結することもあります。

産業医になった当初は、こうしたことがなかなか理解できず、表層をなぞったような面談しかできませんでした。ですが、社会人経験があればきっと、「これは上司との連携が上手くいってない」とすぐに理解できるはずです。

「医師になったのが遅い」という面が、ドクターとしてデメリットとして捉えられがちですが、その経験は産業医としてとても貴重なものだと思います。もしご興味があれば、ぜひ活かしてみませんか?

ただ、「産業医になろう」と思っても、やはり自分で入職する会社を探すというのは困難です。できることならば、「リクルートドクターズキャリア[PR]」などのエージェントさんにご相談いただくことをオススメしたいと思います。

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