医療機関や企業が応募した医師の「履歴書」を見る3つのポイント【医師転職】

求人を出している医療機関が、応募してきた医師の履歴書を見るポイントというのは、ある程度決まっています。

まず一つ目は応募者の年齢です。すでに勤務している医師と年齢的に合うかどうかというのは、医療機関としては気になるところです。「さすがに医長より高齢だと…」といったことで、ご遠慮願うということもあったりします。

産業医の場合も、既に勤務している他の産業医との年齢の兼ね合いを考え、入職させる産業医の年齢のことを考えたりもします。

また、「50代より、30~40代の方がフットワーク良く働いてくれて、給料も抑えられる」といった観点からも、応募者の年齢は気になるところのようです。

ニつ目は、資格・学歴です。医療機関であれば、当然のことながら必要な資格というものがあり、「資格持ってないからダメ」という観点で採用を見送ることもあります。また、資格を取得した年齢も、「ちょっと遅くないか?」と疑問を呈されることもあったりします。

学歴に関しても、大企業であったりしますと気にするところもあります。実際に、「都内の大学を卒業した医師のみ」なんて限定していた企業もあります。また、あまりに高学歴すぎても、「ちょっと浮きはしないか?」と心配する場合もあったりします。

三つ目は、経歴・職歴です。たとえばぽっかりと2年、「何も職歴がない」という方だったりしますと、「この期間、何をしてたの?」ということになるでしょう。また、やたら職場を変えていると、「すぐ辞めそうだな」と思われてしまうことにもなりかねません。

さらに、あまりに方向性の異なる科で転科を繰り返している場合も、「この人、衝動的に転科や転職をしてそうだな」と敬遠されることもあったりします。ですので、やはり転職、転科する際には、後の転職にも関わってきますので、よくよく考えてから行う必要があるというわけです。

ただ、経歴・職歴は改ざんするわけにもいかず、相手方に伝えなければならないわけで、ちょっと問題があるような経歴・職歴であれば、「その問題をどう説明するか」というのが採用時面接での腕の見せ所となります。

以上です。
こうした採用時にチェックポイントや、面接時の対処法については、転職エージェントは非常によくご存知です。もしご不安に思われておられるようでしたら、私も臨床医→産業医になる際の転職でお世話になった「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、その後の転職で並行してお世話になった「エムスリーキャリア」といった人材紹介会社の転職エージェントにご相談いただいてはいかがでしょうか。

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