企業の産業医採用面接では、様々な質問をされます。その質問により、人柄や実務能力、問題解決能力などを見ているわけですが、採用面接を突破し、内定を得やすい産業医とはどのような人でしょうか?
多くの求人票であったり、実際に入職してみて話を聞いた人事部の社員の方々に話を聞いてみますと、結構共通する部分があります。今回は、そんな「企業に採用されやすい産業医の特徴」について書いてみたいと思います。
一緒に働きやすい「協調性」
産業医の周囲には人事担当者、保健師がいます。また、たとえば面談では、担当する社員の他に、その上司とやりとりをしていく必要があります。
こうした人々の話を聞き、話し合って方向性を決めていくといった姿勢が求められ、一人で突っ走っていくタイプよりは、協調性のある人柄が求められます。
求人票でも、「協調性」を重視すると記載している企業は多く、その意味としては上記のようなものであると思われます。ですので、面接の際には「協調性がありますよ、人事担当者や保健師とも上手くやっていけますよ」とそれとなくアピールしていくことが重要です。
コミュニケーションをとろうという姿勢がある
人事担当者も含め、社員の側からしますと、やはり産業医は「話しかけづらい存在」であるようです。ですので、産業医から積極的にコミュニケーションを図ろうとしてくれる、その姿勢を示してくれる方がありがたいようです。
口下手であろうが、そのようなことは関係ありません。必要な報告や相談をしっかりと多方面へ行い、情報共有を積極的にしようという姿勢があれば問題ないと思います。
また、こうしたことを行っておりませんと、たとえば面談をしている社員からも「面談する意味ないじゃん。何のために面談をしてるわけ?」とクレームが出る恐れもあります。その意味でも、しっかりとコミュニケーションを図ろうとすることは重要であると思われます。
ですので、面接の場では「対応している社員の上司や、人事担当者たちとしっかりコミュニケーションを図っていくつもりですよ」という姿勢を見せることはとても大事だと思います。
問題解決に積極的でかつ粘り強く取り組む姿勢
求人票に、「産業保健活動に関心があり、積極的に取り組んでいる方を希望」といった表現が記載されていることがあります。
また、採用面接の場で「今まで一番大変だった仕事はどのようなことですか?」「前職ではどのような仕事に積極的に取り組んでこられましたか?」という質問をされることがあります。
やはり定常的な業務だけでなく、自ら積極的に動こうとしている姿勢を企業としては評価しているところが多く、企業の問題解決に、どれほど積極的に、かつ粘り強く取り組んできたかということもアピールすべき大きなポイントです。
以上です。
上記のような3つの特徴、「協調性」「コミュニケーション」「積極性」は産業医として求められるキーポイントです。ぜひ念頭に置いて採用面接に臨まれることをオススメします。
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