産業医の求人で企業が求める「産業医の医師像」の違いとは-「未経験可」の文言の裏にあること【産業医転職】

産業医の求人を見ていますと、「常勤産業医の経験必須」「常勤産業医の経験2~3年が必要」「産業衛生分野の業務に明るい方」「未経験可」「医師免許取得後10年以上」といった条件が記載されていたりします。

大別すれば、「常勤産業医の経験が必須」もしくは「未経験でも可」ということになるかと思われますが、ある程度、産業衛生分野に力を入れている企業であったり、有害業務に携わっている企業であったりしますと、「経験必須」ということになると思われます。

一方、いわゆるオフィスワーカーがほとんどの企業で、複数産業医がいたり保健師がいたりするところであれば、「未経験でも可」ということになると思われます。

ただこの場合、「周囲のスタッフとコミュニケーションを良好に図れる方」であったり、「人事担当者と円滑にコミュニケーションが図れる方」など、いわゆる人柄重視をするところが多かったりします。

この場合、面談を行った社員と口約束を勝手にしたり、方針を勝手に自分で決めてしまったりするのではなく、「人事担当者や、社員の所属部署にしっかりとコミュニケーションをとりつつ(根回しをしっかり行って)仕事を進めてくれる」といったことが産業医に求められていると思われます。

ここらへん、苦手とするドクターも結構いると思われますので、面談時では「こうしたコミュニケーションをしっかりとります」とアピールしつつ、入職後もしっかり関係各所にこまめに連絡をとることを心がける必要があります。

なお、「未経験」で産業医になるというのはなかなかハードルが高いものがあります。その点、もし転職活動でお困りでしたら、私が臨床医→産業医になった際にお世話になった「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、その後の転職で並行してお世話になった「エムスリーキャリア」といった人材紹介会社の転職エージェントにご相談いただいてはいかがでしょうか。

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