「10月の衛生委員会」で何を話すべきか?(配布資料リンクあり)【2022年更新 産業医・衛生管理者向け】

労働安全衛生週間(2022年)

10月1日から7日までの「全国労働衛生週間」は、昭和25年の第1回実施以来、今年で第73回目となります。今回(2022年/令和4年)の趣旨としては、

・過重労働による健康障害防止対策
・職場におけるメンタルヘルス対策
ストレスチェックの活用を!
過労死等防止対策

・職場の新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組み

・労働災害予防的観点からの高年齢労働に対する健康づくり
治療と職業生活の両立

・化学物質による健康障害防止対策
・石綿による健康障害防止対策
化学物質のリスクアセスメント

が挙げられており、取り組みができているか、今一度確認をすることが望まれます。今回の安全衛生委員会では、特に勤務している企業の中で特に重要と思われる項目について触れてみてはいかがでしょうか。

全国労働衛生週間実施要綱

全国労働衛生週間実施要綱 リーフレット

コロナ禍での「インフルエンザのワクチン接種」について(2020年)

日本感染症学会の提言「今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて」が出されております。2020年10月の安全衛生委員会では、「コロナ禍でのインフルエンザのワクチン接種について」触れてみるのはいかがでしょうか。

上記提言の中で、「今冬は、COVID-19 とインフルエンザの同時流行を最大限に警戒すべきであり、医療関係者、高齢者、ハイリスク群の患者も含め、インフルエンザワクチン接種が強く推奨されます」と記載されています。

COVID-19対策での飛沫感染対策、手指衛生が功を奏しているのか、2019-2020年シーズンのインフルエンザについては、例年に比して、2020 年に入ってから患者数が大きく減少している現状とのことです。

一方で、COVID-19とインフルエンザとの合併も報告されるようになっており、これから冬を迎える中、両者の流行には注意を払う必要がありそうです。

インフルエンザワクチンの需要高まりが予想されていることを受け、厚生労働省は2020年8月28日の「第45回厚生科学審議会感染症部会、第39回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」で、

・65歳以上の高齢者等で接種を希望する人:10月前半から接種を開始。

・それ以外の人は10月後半まで待つよう呼び掛ける。10月後半からは、特に「医療従事者、65歳未満で基礎疾患のある人、妊婦、乳幼児から小学校低学年(2年生)で接種を希望する人」に接種を呼び掛ける。

…とのことです。これを踏まえ、「医療機関のうち約4割が優先順位をつける考え」とのことであり、上記方針に従うようです(どうする? 今冬のインフルエンザ予防接種:日経メディカル)。

日、週間、月間

・体力つくり強調月間

体力つくり国民運動について:スポーツ庁

体力つくり国民運動

・健康強調月間

健康強調月間

・目の愛護デー(10月10日)

10月10日は目の愛護デー|参天製薬

目の愛護デー | 千葉県医師会 CHIBA MEDICAL ASSOCIATION

・精神保健福祉普及運動(10月15日~21日)

精神保健福祉普及運動|厚生労働省

・薬と健康の週間(10月17日~23日)

「薬と健康の週間」の実施について

・がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間
がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間【10月の安全衛生委員会講話ネタ】

季節ネタ、流行性疾患

・食中毒

9~10月に食中毒が多く発生しているため、再度、アナウンスするのもよろしいかと思われます。

食中毒について【DL資料】

・秋の花粉症

キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラ、イネ科のカモガヤなどが該当し、この時期に症状が出る方もおられることを情報提供してみてはいかがでしょうか。

秋にも花粉!?ハウスダストって?
花粉カレンダー|花粉症ナビ

・肥満予防、運動週間の推進

ついつい食べてしまう秋口は、上記のような内容でお話をする方も多いようです。

日常の運動習慣について【DL資料】

肥満について【DL資料】

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