産業医として転職する上で、健診判定業務が「紙ベース」か「電子健診システム導入済み」かは結構大きな違いです

私は産業医として3回転職しておりまして、もちろんそのどの企業でも「健診判定業務」をしてきたわけですが、紙ベースの企業、電子健診システム導入済みの企業を両方とも経験してきました。

両方とも「通常勤務が可能」「要再検査」「要精密検査」のいずれかであると判定し、受診指示や生活上の注意点などを記載するわけですが、やはり紙ベースはしんどいです。

そもそも日常生活で、「ものを書く」という作業をしなくなっており、ほぼPCでのタイピングや、スマホのフリック入力だけになっています。そのため、ペンで何かを書く、ということがかなりしんどくなっているのが確かです。

初期研修医時代は紙カルテで書いていましたが、今や電子カルテ化されている病院・クリニックがほとんどではないでしょうか。

ですので、転職する際には面接などで「健診判定業務はどのようにされてますか?」といった確認をしておくとよろしいかもしれません(大企業で、複数の産業医や保健師がいるようなところでは、健診システムを使用しているところが多いですね)。

今いる企業では、紙ベースとなっていますが、いちいちスタンプやハンコを押したり、受診指示を書いていると、「ああ、健診システムが導入されてて前はよかったな」とつい思ってしまいます。特に両方経験していますと、健診システムのありがたみが骨身にしみますね。

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